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2020.8.29

笹生優花 2試合連続Vへ前進

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2020-21年JLPGAツアー第3戦、『ニトリレディスゴルフトーナメント』(優勝賞金2億円 優勝賞金3,600万円)大会第3日が8月29日、北海道・小樽カントリー倶楽部(6,695ヤード/パー72)で行われた。前日までの猛暑から一転。この日は時折、小雨模様の肌寒い1日だった。しかし、首位を快走するルーキーの笹生優花は好調キープ。通算12アンダーとスコアを伸ばし、2試合連続Vへまた一歩前進した。1打差の通算11アンダー、2位はニトリ所属のホステスプロ、小祝さくら。通算8アンダー、3位タイでアマチュアの六車日那乃、吉本ひかるが追う。
(天候: 曇り 気温: 23.7℃ 風速: 西北西2.2m/s)

 もはやベテランのたたずまい。19歳のルーキー、笹生優花が単独首位をキープした。「朝の練習場から、ショットが左右へ行っていた。スタート前で、修正できる場面ではありません。きょうはきのうやったことを思い出しながら、プレーした」と、経験豊富な選手のような答えである。

 前半、5バーディー、1ボギーの32で折り返し、一時は独走態勢を構築しそうな勢い。しかし、後半は降りはじめた雨にも影響されたのか、パープレーで2位以下に大きな差をつけることはできなかった。

 最大のピンチは最終18番。「第1打を左の林へ。ピンまで167ヤードでした。第2打は木の下を狙い、7Iです」。ボギーになりそうなところを、パーで凌ぐ粘りもアピールする。連日のリモート会見も、ようやく慣れた印象。

 この日は記者会見の待ち時間を利用して、ラウンドレポーターの茂木宏美と談笑した。そして、茂木のメモに目をとめる。「何が書いてあるのですか」と逆取材を行う。そこには、笹生の各ホールの使用クラブ、残り距離など詳細が書き込まれていた。ジッと見ながら、「合っています」と笑顔を浮かべる。プレーだけではない。人を引きつける魅力も発揮した。

 気の早い話だが、優勝を飾れば賞金ランキングが1位へ躍進。また、最速3試合で生涯獲得賞金5,000万円を突破する。ちなみに、これまでのレコードは申ジエ、畑岡奈紗の8試合。これまた、大器の証明だ。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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