1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 柏原明日架 上昇の中間世代を語る

2020.9.23

柏原明日架 上昇の中間世代を語る

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、25日に開幕予定のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンが開催中止。23日、ディフェンディングチャンピオンの柏原明日架がリモート会見を行った。

 ザ・上り調子。この日の柏原明日架はトークがさえた。「そろそろ、タイミングが整いつつあると思います。来週は日本女子オープン。それから10月は私が所属する富士通レディースもある。開催してくださることがすごくうれしい。先週は、同じ富士通とスポンサー契約をしている古江(彩佳)さんが優勝。加えて、同期の永峰(咲希)さんの日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯の優勝も、大いに刺激になった」とボルテージが上がる。

 JLPGAツアー初優勝から1年がたった。そして、昨年は通算2勝目も。躍進の1年だったといえよう。それだけに、今季はさらなるステップアップのシーズンととらえ、今オフから精力的な調整を続けた。ところが、新型コロナウイルス感染症の影響でさまざまな規制が加わる。第2戦から3戦連続の予選落ちなど、ちょっと首をひねるような期間が…。「練習は続けてきました。わかりやすくいえば、ラウンドが不足していたのだと思います。練習場ではずっとボールを打っていても、やはりコースとは違う。また、スイングのことを考えすぎたのかもしれない」と分析。

 その後は、「単純にラウンド数を増やした。試合前に去年まで9ホール、9ホールの準備を18ホールへ増やす。コースで学ぶことはたくさんある。これが調子を上向かせた要因だと思います。だって、ボギーの数が少なくなりました」と、表情は明るい。加えて、同じ宮崎出身で同期の永峰が公式戦初V。「あまり、試合をテレビ中継やインターネットでみることはしません。でも、あの時だけは特別。YouTubeの中継で毎ホール、必死に声援を送った。汗をかきながら」と話している。

 さらに、2日後は永峰へ顔面ケーキの祝福も。「その時、私たちはいったい何世代ということになるのだろう-そんな話になった。中堅、いや中間世代かなぁ。おしゃれではないけど」。24歳で中堅とは、JLPGAは若年化がより進行しつつある。ゴルフは生涯スポーツといわれるものの、「ツアープロのピークは26、27歳ぐらいだと思います。私は将来のことよりも今を大切にしたい。先は長くはないと自分へ言い聞かせた。これから、もっと若い世代の選手が出てくる。この世代で何人が生き残れるか。頑張れるか」。しっかり考えたそうだ。コロナ禍で意を強くした中間世代のトップランナーは昨年同様、充実の秋を目指す。

 また、大会は中止になったが27日、特別編を全国の日本テレビ系列で放映する。「こちらも、ぜひごらんください」とPRした。

(メディア管理部・中山 亜子)

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索