2020.10.2
よもやの4パット それでも小祝が首位
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
公式競技『日本女子オープンゴルフ選手権』(賞金総額1億1,250万円・優勝賞金2,250万円)大会第2日が10月2日、福岡県宮若市のザ・クラシックゴルフ倶楽部 キング・クイーンコース(6,761ヤード/パー72)で行われた。この日も好調をアピールしたのは小祝さくら。通算9アンダーで首位へ浮上した。3打差の通算6アンダー、2位は原英莉花。通算4アンダー、3位タイに酒井美紀、イナリがつけている。
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秋晴れの第2日。10番からスタートの小祝さくらはボギーが先行したが、「今日の目標は5アンダー」と、快調にスコアを伸ばした。ショットが好調で、3ホールを残して目標を達成。ところが、直後の7番で大ピンチに見舞われた。6Iの第1打は、ピン右上8メートルへ。「ピンの上から、かなり速いことがわかっていた。絶対、上にはつけたくない。番手をひとつ下げました。それでも、ピンの奥に行ってしまって…」と状況を説明した。
そうはいっても、「ショットをミスしたわけではない。仕方がなかった」といい、「傾斜を警戒しながら、ファーストパットを打った。でも、警戒しすぎかなぁ。1メートルもショートしてしまった。次のパッティングは、横から。傾斜がとても強い。しっかり打ったら今度はオーバー。そのあとも、ちゃんと打てなかった」と、ダブルボギーに大きなため息を漏らす。
感情を態度へ表すことなく、ポーカーフェイスがトレードマークでも、「ショックを受けました。次のホールへ移動する時、もっとこうすればよかったなど、反省を含めていろいろと考えさせられた1日。アイアンショットの調子がとてもいいし、パッティングのラインをしっかり読めている」と、負の連鎖を意志の強さで断ち切った。
「あすからの2日間が大事です。しっかり攻める」。4パットの教訓は公式戦ならでは、だろう。
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