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2020.11.10

小倉ひまわりが首位発進 不振脱出へ手応え

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 2020-21年JLPGAステップ・アップ・ツアー第7戦『フンドーキンレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)が11月10日、大分県臼杵市・臼杵カントリークラブ(6,293ヤード、パー72)で開幕。小倉ひまわりが5アンダーで、植竹希望と並び首位に立った。1打差の4アンダー、3位はユピテル・静岡新聞SBSレディースで優勝したリハナが続く。
(天候:晴れ 気温:16.3℃ 風速:3.1m/s)

 小倉ひまわりが首位発進を決めた。昨夏のカストロールレディース以来、1年4カ月ぶりだ。「久し振りのアンダーパーです」と笑顔を浮かべたものの、心なしか元気がないように映る。今季、14回ラウンドでアンダーパーは、わずかに1度。JLPGAツアー3試合、ステップ・アップ・ツアー4試合に出場したが、獲得賞金が0円というのは、いただけない。

 そこで、技術よりも思考法をシンプルに変えた。「余計なことを考え過ぎていたと思う。イーブンパーでプレーでも、きょうはよかったなぁと思う程度にとどめる。うまく、頭の中で整理ができるようになりました」という。余念がなくなれば、集中力が増す。この日は7バーディー、2ボギー。特に際立ったのがパッティングだ。23パットは出場選手1位タイ。「集中するためには、勝負の流れをうまくつかんで、気持ちを切り替えることです。ちょっとしたことでもおろそかにはできない。ようやく、どうすればよいか、つかみかけた。精度を上げていきたいです。ということで、あすが大事」と背筋を伸ばした。

(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)

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