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2021.3.24

プロ初Vの佐藤靖子-22年分の感謝を込めて

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2020-21シーズンJLPGAステップ・アップ・ツアー第9戦『ラシンク・ニンジニア/RKB レディース』(賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円)大会最終日が3月24日、福岡県福岡市・福岡カンツリー倶楽部 和白コース(6,309ヤード/パー72)で行われ、佐藤靖子が激戦を制した。勝負は通算4アンダーで並んだ森岡紋加とのプレーオフへ。1ホール目で佐藤がバーディーを奪い、プロ初優勝を飾った。
(天候:晴れ時々曇り 気温:17.1℃ 風速:1.7m/s)

 パー5の最終18番。1打差で首位を追う佐藤靖子は、第3打をグリーンに乗せた。5メートルのバーディートライ。「何としても、カップインさせなくてはならない。打った瞬間はちょっと強いかなと思ったけど、芯でとらえラインへ乗っていた。気持ちの良いストローク」と、会心のパッティングが決まる。自然に、ガッツポーズが飛び出すなど勢いが加速する。

 同じ18番を使用したプレーオフ。6メートルのフックラインをしっかり読んで、カップヘ吸い込まれるように鮮やかなバーディーを決めた。待ちに待った、優勝シーン。鮮やかだった。

 1999年、プロテスト合格。2013年には出産も経験した。育児、家事を行いながら、ツアーへ出場している。「母親になっても、優勝できることを証明した。本当にうれしい。ゴルフは生涯スポーツ。今、黄金世代、プラチナ世代と呼ばれる若い選手たちが、生まれたころからプロとして頑張ってきた。いろいろなことがあったけど、家族やスポンサーの皆さんのおかげで続けることができた。22年分の感謝をこめた初優勝です」と、涙で声を詰まらせながら、夢に見た優勝スピーチを行った。

 さらに、出産をしても選手としてプレーを続けられる環境づくりに尽力したいという。「子どもを産んで、プロを諦めた選手もいる。ツアーは、女性が働くところでもある。環境づくりにも、さらに力を入れたい」と話した。

 コロナ禍前の19年、ステップ・アップ・ツアーでも託児所を設置している。「所属のおもちゃ王国さんが、カストロールレディースで託児所を設置してくださった。あの時は保育士さんが常駐。安心して試合へ臨めました。コロナ騒動が落ち着いたら、もっとママさんゴルファーのための環境をつくっていきたいですね」と、意欲的だ。

 母は強し。そして、美しかった。

(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)

                                         

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