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2021.4.22

自然体の勝負 川満陽香理、首位タイ発進

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 2020-21シーズンJLPGAステップ・アップ・ツアー第11戦『九州みらい建設グループレディース窓乃梅カップ』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)が4月22日、佐賀県武雄市・武雄ゴルフ倶楽部(6,340ヤード/パー72)で開幕。川満陽香理が5アンダーでフォンスーミンと並び首位タイと好調なスタートを切った。1打差の4アンダー、2位は西木裕紀子。地元、佐賀県出身の権藤可恋が1アンダー、8位タイにつけた。
(天候:晴れ 気温: 26.5℃ 風速:1.3m/s)

 この日の最高気温は、29.4度を記録。沖縄県宮古島市出身の川満陽香理は、暑さを味方にバーディーを重ねた。「やさしい暑さでした。私が一番暑さに強いと思う」と、ひまわりをイメージさせるかのような笑顔が印象に残る。

 ハイライトは、10番からの3連続バーディー。「きょうはグリーンが読みづらい。だから、前半よりラインを薄めに読んだ。おかげで、ポン、ポン、ポンといい感じですね」と、3-5メートルのミドルパットを難なく沈めている。この日は、6バーディーを奪った。ただし、「朝、起きて体がダルい。体重が5キロぐらい増えたのでは…。そんな感覚でした。暑くなる予報だったし、まだ第1日目。いつもなら、エンジン全開だけど、きょうは半分ぐらいの気持ちでゆっくりプレーをした」という。

 スタート直後の2番、ボギーを叩いた。「不思議と焦りがない。いつも、ボギーを叩くと取り戻そう-とするけど、きょうは体の機嫌を取りながらでした。ボンヤリと、チャンスが来るのを待っていたことが良かったのかもしれない。こういうスタイルもあるということを発見した」と加えている。最終18番、残り80ヤードの第3打をピン横3メートルに付けた。そして、バーディーフィニッシュを決めている。これまた、あすへ向けた起爆剤。

 首位を走るフォンスーミンに並びかけたのだからなおさらだろう。「ラウンドの5時間、ずっと集中するのは、きょうの感覚では難しかった。ボンヤリ具合も70パーセントぐらいまで戻った程度。あすも暑くなりそう。体力勝負でしょうね」と気負いはない。来月3日の誕生日を前に、コースがプロの心構えを教示したかのようだ。自然体で勝負-である。

(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)

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