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2021.5.27

ガッツポーズで返礼 大山志保『幸せです』 

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

リゾートトラスト レディス セントクリークゴルフクラブ(愛知県)第1日

 左鎖骨痛、右足ねんざで大山志保は、今大会が21年のスタート。3バーディー、3ボギーのイーブンパーで終えた1日を、「楽しい。うれしい。悔しい。そんな気持ちを味わえたことが幸せです」と、笑顔で話した。25日、44歳の誕生日を迎えたばかり。「久しぶりの試合で、昨日の晩からドキドキしていた」という。

 際立ったのはパッティングだ。この日は10番スタート。13番の5メートル、15番では右横6メートルのバーディーを決め、ガッツポーズまで飛び出した。「去年、悩み続けたパッティングが、今回はすごくいい。きょうのプレー評価は85点。マイナス15点は、アイアンショットがちょっと…」と及第点を与えている。

 こんなことがあった。前日、コースへ向かう途中、大山へ『心で打て』という横断幕が。ファンからのエールである。「ビックリというよりうれしい。おかげで、(無観客でも)ギャラリーの皆さんがいらっしゃるような気がして、自然にガッツポーズが出ました」と感謝のラウンドだったことも加えている。

 ただし、故障がすべて癒えたわけではない。「今回は(故障を)悪化させないことです。うまく体調と相談しながら行く。でも、絶対に途中棄権だけはしません。必死でプレーをする」と宣言。心で打って、心を打つ。唯一無二の存在である。

(メディア管理部・中山 亜子)

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