2021.6.18
NEO福嶋晃子 68で一気に首位
<Photo:Toru Hanai/Getty Images>
2020-21シーズンJLPGAレジェンズツアー公式競技『JLPGAレジェンズチャンピオンシップCHOFUカップ』(賞金総額1,500万円、優勝賞金225万円、)第2日が18日、山口県下関市・下関ゴールデンゴルフクラブ(6,292ヤード/パー73)で行われた。8位タイ、1アンダーからスタートした福嶋晃子が6バーディー、1ボギーの68をマーク。通算6アンダーで単独首位に立った。3打差の2位タイは山本薫里、岡崎綾子、鬼澤信子。
また、満60歳以上のグランドシニアの部(賞金総額200万円、優勝賞金40万円)も同コース(5,687ヤード/パー73)で行われ、若浦みどりが通算6オーバーで首位を守った。3打差、2位は大城あかね。
(天候:雨 気温:21.8℃ 風速:0.9m/s)
《グリーン=スティンプ:9 1/2フィート コンパクション:22.5mm》
円熟味を増した福嶋晃子のプレーが光った。第2日、スタート前から雨のコンディションも、「気にならない。ゴルフに集中していた」と話した。前半、初バーディーの2番は、第1打の1Wを封印。U3を投入でリスクをおかさない。さらに、2オンを狙いたくなるパー5の4番。第1、第2打でU3を使用した。第3打では、ピン15センチへ。イーグルよりもバーディーを優先する。「雨が降っていた。だから、安全に」と、笑顔で語る。
そして、「JLPGAツアーと比べ、距離は短い。でも、距離が短くてもフェアウェイにつけないとコースを攻略できません。飛距離が出ても、決して有利なわけではありません」と、イメージを覆す、NEO福嶋を徹底した。
一方で、唯一のボギーとなったパー3の3番について、「第1打のミス。アプローチも寄らず、2パット」といい、「1ホール、1ホールを区切って全力投球。うまく気持ちを切り替えたから、ダブルボギーがなかった」とも。第1日の反省で、「同じミスはしません。攻め方を変えました」と加えている。
JLPGAツアーで通算24勝。ただし、10年のCAT Ladiesを最後に優勝から遠ざかっている。「優勝した時のことは、もう覚えていません」。それだけに、小学校を終え、下関へ駆けつけるひとり息子・和樹くんのことが気になる。「優勝したら、何か買ってあげようかなぁ」。とはいえ、強い母を目前で披露することになれば、一生の宝物になる。
(メディア管理部・鈴木 孝之)
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