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2021.6.30

小祝さくら 安定を支える、さまざまなこと

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第32戦『資生堂 レディスオープン』(賞金総額1億2,000万円・優勝賞金2,160万円)が7月1日、神奈川県横浜市・戸塚カントリー倶楽部(6,570ヤード/パー72)で開幕する。30日は指定練習日。また、公式記者会見が行われた。

 安定は小祝さくらの代名詞といっていい。コロナ禍で異例のロングシーズンとなったが、すでに3勝をマークした。また、今春の3月。さくらの開花が伝わると賞金ランキング首位に立った。以来、14試合、1位を明け渡すことはない。今年の折り返しにあたり、「まだまだ試合が続く。高額賞金の大会がたくさんある。どうなるかわかりませんよ」と他人事のようにつぶやいた。

 とはいうものの、賞金女王がシーズンを通しての大目標と公言済み。「抜かれるか、抜かれないかと考えていたら、いつかは抜かれてしまう。ここで、1度調子をグッとあげたい」と、気分を新たにした。そして、今大会のポイントを、「いつもボギーを叩くと、お目覚めの感じがする。スタートから、連続バーディーがいい」。先手必勝は、やはり勝負の鉄則だ。

 今シーズン、バーディー奪取は堂々の1位。好スタートを切れば、勢いがつく。スタッツもその傾向を示し予選ラウンド、1stラウンドの平均ストロークはともに1位である。「意外です。私のイメージでは、バウンスバックの時、バーディーが多い気が…。いいことをうかがいました」。ハッとしたような表情を浮かべる。プライベートでは朝、晩のお肌の手入れを欠かさない。これが淑女のたしなみ。「1日、フェースパックを2回。油断をするとニキビがひどくなる。ずいぶん、下地の化粧品、ファウンデーションを試してようやく私にあったものがみつかりました。敏感肌なのでしょうね」とも。鏡の前で対峙しながら、戦闘態勢をつくりあげるわけか。

 散らないさくらの源は、バーディー奪取。従来のシーズン最多バーディー獲得数は、2019年に穴井詩が記録した424である。こちらにも、注目したい。

(メディア管理部・中山 亜子)

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