2021.8.15
18番の妙技 稲見萌寧がホッ…
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)最終日
注目の稲見萌寧は、通算3アンダーでホールアウト。日を追うごとに調子を上げることが特長のひとつだ。悪天候の影響とはいえ、やはり、27ホールの短縮競技は有利な材料ではなかった。
それでも、18番のバーディー奪取は、さすが-の印象。残り156ヤードの第2打をピン右1メートルへ運ぶ。「最終ホールだけでも、みせることができた。良かったと思う」と振り返る。このショット、選択したのは5I。
状況はどうだったのか。「雨が強く降っていた。6Iのフルショットで行きたかったけど、おそらく雨の影響で届かない。5Iをコントロールしました。(スイングの)スピード、振り幅をコントロールして…」と説明する。見事な1打。本当に素晴らしい。メダリストの面目躍如だ。
「今回、評価をすれば30-40点ぐらい。1Wはフェアウエイへ行っても、ヒール寄りに当たって違和感があった」と厳しい。しかし、「成績が良かった翌週は、どことなくイヤな感じがするものです。優勝争いはできなかったけど、アンダーパーでおわることができた」とホッと胸をなでおろした。
一方で、さらに口を開く。「フェードヒッターには、ふかふかの洋芝は対処が難しい。あしたからの課題にします」とも。なぜなら、北海道で開催される2週後の試合を見据えているからだろう。有言実行が身上である。
(メディア管理部・宮崎 善秀)
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