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2021.8.28

全美貞 確率50%の下半身リードに集中

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第39戦『ニトリレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円・優勝賞金1,800万円)大会第3日が8月28日、北海道小樽市・小樽カントリー倶楽部(6,775ヤード/パー73)で行われた。首位スタートの全美貞がこの日も好調。通算14アンダーで4年ぶりのツアー制覇へ前進した。1打差の通算13アンダー、2位に山路晶がつけ、稲見萌寧は通算11アンダー、4位から逆転を狙う。3週連続優勝を目指す、ホステスプロの小祝さくらは通算5アンダー、20位タイ。
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《グリーン=スティンプ:13 1/2フィート コンパクション:23mm》

 今を生きる。全美貞の必死なプレーをみていると、過去のタイトルなど忘れてしまったかのようだ。70にまとめ、通算14アンダーと首位を守った。

 いいことは長続きしない。この2日間、神がかりと思えるプレーが続いただけに、より慎重を期している。「きのう、おとといと実力以上のパッティングでスコアを伸ばすことができた。いつもいいことばかりではありません。スタート前から肝に銘じたことです」と引き締まった表情で、1番をスタート。

 残り138ヤードの第2打を8Iで、ピン9メートルへ運んだ。しかし、前日の余韻があったのかもしれない。ボールはラインに乗って、カップヘ吸い込まれる。「ロングパットが決まって、とても気分が楽に。前半バーディーが3つ、後半はバーディーがひとつだけでしたけど、ショットの感じがとてもいい。風が強くなっても、スイングが崩れなかった。本当に助かっています」と、第3日を総括している。

 現在、スイングを改造中。より高い精度を目指し、ひたむきに努力を続けている。以前から、「切り返しで、下半身がリードするように強く意識しています。ひとことで説明をすると簡単ですけど、実践することが難しい。きょうまで取り組んできて、うまくスイングできるのは50%ぐらいの確率。試合、それも難しいコースで試すのは結構、大変です」と繰り返してきた。

 ただし、着実に結果に表れている。今年、優勝へ手が届かなかったものの、2位が2回。特に、ニチレイレディスで申ジエのプレーオフは、実力者同士の死闘のようだった。「惜しかったですけど、私が私を信じていなかったように思います。優勝をするのは簡単なことではない。まだ、実力が足りないということでしょう」と、この日も笑顔を浮かべて語っていた。

 通算25勝。07年にはツアー施工後、初の3試合連続優勝を飾った。また、12年の賞金女王にも輝く。「ずっと日本でプレーをしたい。そのための目標が永久シード獲得です。おかげで、もっともっと努力することができる」といい、同組でプレーした稲見萌寧、藤田さいきへ、「おふたりは素晴らしい選手。ついていけるように頑張りました。でも、不思議だったのは、きょうだけではなく、北海道へ来ると自然に私もうまくなったような気持ちがする」という。

 最終日も、下半身リードが実践できるか。求道者のスイング、注目したい。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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