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2021.9.3

大里桃子 秋の収穫へ再上昇

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第40戦『ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント』(賞金総額6,000万円・優勝賞金1,080万円)が9月3日、三重県四日市市・ゴルフ5カントリー四日市コース(6,563ヤード/パー72)で開幕した。大会第1日は大混戦。大里桃子が6アンダーで首位に立った。1打差の4アンダー、2位タイは脇本華、野澤真央、篠原まりあ。4アンダー、5位タイでルーキーの桑木志帆、イミニョンなど10人が続く。賞金ランキング首位の小祝さくらは3アンダー、15位タイにつけ、同2位の稲見萌寧は9番終了後、左腕痛のため棄権した。
(天候:雨 気温:22.2℃ 風速:0.6m/s)
《グリーン=スティンプ:9 2/3フィート コンパクション:21.5mm》

 大里桃子が、いよいよ秋の勝負モードへ。7バーディー、1ボギーの66をマーク。自身初の単独首位スタートを決めた。ただし、慢心は禁物。「ハイスコアの出るコース。単独トップでも気が抜けない。とにかく、最後まで攻める」と、大いに気を引き締め、自らを鼓舞した。

 バーディー量産は、アイアンショットの切れ味が生んだもの。前半、3連続を含む4バーディーを奪取。後半へ入っても13番で、残り110ヤードの第3打をPWで30センチにつけ、セオリー通りのバーディーを決めると再び、勢いがついた。15番で5メートルを決め、最終18番も3メートルのバーディーパットを楽々とカップイン。第2日への挑戦状だ。

 「第1打のフェアウエイキープが多い。おかげで、アイアンショットがピンに絡んでいった。思い描いた弾道で、いいリズムだったと思う」とコメントもリズミカルだった。絶好調の5月。ミス・メイの冠がついた。2位→2位タイ→優勝→2位→2位タイの快進撃は、ファンも鮮明に記憶に残っていることだろう。それだけに、以降の3ヶ月でトップ5が1度は少しさびしい。「あの頃はパッティングが、気持ち悪いぐらい決まった。今は普通かなぁ」と笑い飛ばし、あまり気に留めていない様子。

 とはいえ、8月の3戦は5位T→13位T→11位Tと再上昇の兆しが出てきた。調子が上がった要因を、「やはり、アイアンショット。おかげで、ボギーが少ない。良くなってきた」と分析する。それだけに、今回の好スタートは、ストレスなくプレーへ取り組んでいる証。今シーズン2勝目へ、1打のアドバンテージを握った。「優勝できれば、最高。でも、勝負ですから運まかせもある。ショットとパッティングがうまくかみあってくれたら…」。ひとたび波に乗れば、好調期間が長いことは実証済みである。もちろん、一度できたことは二度できるもの。それは、ご本人がご存じだ。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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