ラシンク・ニンジニア/RKBレディース　最終日

　2013年度LPGAステップ・アップ・ツアー開幕戦『ラシンク・ニンジニア/RKBレディース』（賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円）の最終日が、福岡県福岡市の福岡カンツリー倶楽部 和白コース（6,367Yards／Par72）で開催された。

　天候：曇り後晴れ、気温：23.6℃、風速：2.6m。早朝から雷雲が接近しスタートが45分遅れたが、8時半の第1組がスタートするころには雨も上がり10時前からは晴れ間も見えてきた。初日単独トップの青木瀬令奈は、スタートから連続ボギーを叩くなど前半40とスコアを落として通算2オーバーで前半を終えた。最終組がハーフターンを終えた段階で、2位と3打差をつけただ一人アンダーパーでトップに立ったのが、昨年のプロテストで合格した加賀其真美。その加賀其も14番ホールでダブルボギーを叩き、混戦模様に。結局、今日イーブンでまわった通算2オーバーの西山ゆかりと、最終ホールでバーディーを奪った川原由維のプレーオフに。プレーオフ1ホール目で、西山ゆかりがバーディーを奪いステップ・アップ・ツアー初優勝を飾った。2位の川原と3位タイの林綾香には、5月に行われる同一主催者による親子競技であるレギュラーツアー『ほけんの窓口レディース』の出場資格が与えられた。

　首位と4打差でスタートした西山ゆかりは、「スタートから優勝は意識していましたけど、思っていたようなショットが打てていなかった」と9番で4パットしダブルボギーを叩いた。「4パットは弱気になりましたが、バックナインに入ってからは気持ちを強く強くって思ってプレーしました」と言うように11番、12番で連続バーディーを奪う。13番でボギーを叩いたが、その後はパーでまとめ通算2オーバーでフィニッシュ。ホールアウト時は単独トップだったが、川原が18番でバーディーを奪いプレーオフに突入。西山は、「プレーオフまで来られた喜びもあったので、前向きでした」と1ホール目の3打目を3メートルに付け、バーディーを奪い勝負を決めた。「コーチや先生にバーディーパット、パーパット、ボギーパットも全部一緒だよって常々言われているので、最後も2パットで優勝とかじゃなくて強い思いで打てました」と優勝パットを振り返った。

　2011年のレギュラーツアーには、26試合に出場して予選通過は8試合だったが、「以前より今の方がゴルフに自信があるので、上位を目指して頑張ります」と、今回と同じ「福岡カンツリー倶楽部 和白コース」で行われるレギュラーツアー『ほけんの窓口レディース』と出場資格を獲得した4試合のレギュラーツアーにも強い気持ちで挑戦する。