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2013.8.1

カストロールレディース 最終日

“家族の力”で佐々木慶子が10年振りに優勝を飾る!

 2013年度LPGAステップ・アップ・ツアー第4戦『カストロールレディース』(賞金総額1,500万円/優勝賞金270万円)の最終日が、千葉県市原市の富士OGMゴルフクラブ市原コース(6,473ヤード/パー72)で開催された。

 スタート時はパラパラと雨が降っていたが、昼前から徐々に晴れ間が射した最終日。最終組が10番ホールを終了した時点で、通算6アンダーのトップに青木瀬令奈、鬼澤信子、佐々木慶子の3名が並び、5アンダーに木村敏美、馬場由美子、大谷奈千代の3名。4アンダーには、上原美希、藤野オリエ、山口裕子が続く大混戦。優勝の行方は、スコアを1ストローク伸ばした青木と佐々木のプレーオフへ。3ホール目でロングパットを沈めて見事バーディーを奪った佐々木が、10年振りとなるステップ・アップ・ツアー2勝目を飾った。(天候:曇り、気温:30.9℃、風速:1.2メートル)


 3アンダーの4位タイからスタートした佐々木慶子は、1番で4メートルのバーディーパットを沈め波に乗るかと思われたが、「冷静さを欠いた」と2番でフェード打ちなのにピンを直接狙いにいってボギーを叩いた。7番で再びバーディーを奪ったが、「クラクラして暑さでラインもわからない感じだった」と、1メートルもないほどのバーディーパットを外す。それでも、暑さで奪われていく体力を気力で補い、9番、11番、12番とバーディーを奪い7アンダーで単独トップに立った。7アンダーで迎えた18番。一番難しい難度1の最終ホールで2オンに成功し、バーディーチャンスにつけたが、「18番の本戦でショートしたのが悔しかった。何度も上から重いって感じてて、ショートしないって思ってたのに…。一番手が動かなかった」と上から7メートルのバーディーパットを沈められなかったのを悔しがった。

 青木とのプレーオフ2ホール目。ティーショットを左のバンカーに入れ最大のピンチが訪れた。ライはつま先下がりで手前にアゴもあるバンカー。しかし、その時に3歳の娘の言葉を思い出した。“将来はゴルフをしたい。だってゴルファーは強いもの”。この言葉をこの場面で急に思い出した佐々木は見事パーで切り抜け、続く3ホール目でバーディーを奪って優勝を決めた。「子供の言葉を思い出してから、その後もずっとその言葉を頭に置いてプレーしていました。本戦の18番でショートして悔しかったので、最後はグリーンを出てもいいぐらいの気持ちで打ちました。でも、これで帰ったらママ強くなったでしょって言えるでしょ(笑)」と“母は強し”を証明してみせた。

 「今はまわりの支えがあって、試合に出られる自分がいる。本当に両親、旦那の両親にも感謝したいです」と出産、子育てを経験した佐々木は、女性にしかわからない苦悩も経験。「レギュラーに出られなくなったらやめるつもりだったけど、去年のファイナルで2日目に80を叩いて、本当に悔しくて、改めてイチからゴルフをやってみたいなと思った。もう1回、自分の気持ちいいゴルフを、やりたいことをやりたいなという気持ちになった。子供を産んだらスポーツ選手はダメでしょという世の中の意見も悔しかった」と、悔しさをバネに母親、そしてスポーツ選手として頑張ってきた。

 この優勝でレギュラーツアー4試合の出場資格を得た佐々木。「私、洋芝が好きなのでニトリとか出たいし、この大会が始まる前、旦那に“この試合は勝ちたい”って言ってたんですよ。あっ、今週パターが良かったのも旦那にアドバイスをもらったおかげだ」。 “家族の力”で勝ち取った、“母親としての初勝利”だった。


青木瀬令奈(2位:-7)
「今日は打ち切ると目標にしてたけど、1番からパッティングが打ち切れなくて…。4番で難しいのを入れていいイメージも出てたけど、後半から身体も止まって苦しいゴルフでした。プレーオフは守っちゃって…。次こそって感じですね」。

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