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2022.2.4

93期生・2022年の挑戦 橋添穂

Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

561人が受験して、22人が合格。JLPGA最終プロテストは日本一の最難関資格試験のひとつだろう。2021年はコロナ禍で2度のテストが行われた。6月、合格した93期生は25.5倍の競争を突破してライセンスを手中に。22年、飛躍を胸に2年目のシーズンをスタートする。

はしぞえ みのり=2000年6月23日、山梨県甲府市出身

154センチと小柄だが、人生のテーマは、富士山のように雄大。「堅忍果決です。耐えて、耐えて、ここぞというところで出て行く。そんな人になりたいと努力している。小学生の時、いろいろと目標の言葉を調べていた時に、これだ-と目に飛び込んできた」という。

現在は体力づくりの真っ最中。寒いなどといっていられないわけがある。「最終プロテスト受験のあたりでは、楽に240ヤードぐらいの飛距離が出た。でも、合格してホッとしたのか、ちょっと体重が落ちてしまって…。その後、ステップ・アップ・ツアーへ2週連続すると、ヘトヘトになった。これは、まずい。トレーニングがすごく重要なことがわかりました」と話した。

3歳でクラブを握ったのは自然の流れ。お父さんはシニアプロだ。4人姉妹の末っ子である。

「物心がつく前からクラブを振ることが日課のひとつになっていた。最初からゴルフが好きだったし、プロを目指すことが当たり前、と思っていたのでしょう」。淡々と語りながら、「そういえば、4歳か、5歳の頃、爆笑問題のキッズ番組に出演したことがありました」と加えた。

静かな口調で意外なエピソードが続々と。一方で、知的な印象がたたずまいからにじみでている。学生時代の得意教科を質問すると、「化学が得意でした」。サッと答えた。続けて、「学校が大好き。小学校と中学校は国立山梨大学教育人間科学部付属です。理数系でも、理科が良かったなぁ。勉強は苦にならなかった」と笑顔を浮かべる。

穂と書いて、『みのり』と読む。「ほ-といわれることはあっても、なかなか名前では…。これから、成績を出して皆さんに覚えてほしい。これも目標ですね」と、ぺこりと頭を下げる。実ほど頭を垂れる、を実践中。

プロフィールには大山志保さんのように-と記した。「プロゴルファーの鑑のような先輩です。大きな故障を何度も克服する姿勢、プレースタイルなど、ほんとうにすごいし、素敵だと感じます。それから、社会貢献へも熱心とうかがっている。少しでも近づけるように努力を続けます」と誓っている。

余談だが、山梨県出身のJLPGA会員は10人目。別表でおわかりのように、1期生の大先輩が2人もおいでだ。そろそろスター誕生の頃合いかも…。

(メディア管理部・中山 亜子)

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