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2022.4.15

鈴木愛が首位 3連続を含む7バーディー奪取

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2022シーズン第7戦『KKT杯バンテリンレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)が4月15日、熊本県・熊本空港カントリークラブ(6499ヤード/パー72)で開幕した。鈴木愛が7バーディーも1ボギーの66をマーク。首位スタートを切った。1打差の5アンダー、2位に西村優菜がつけ4アンダー、3位タイで植竹希望、福山恵梨、イナリが追う。2週連続優勝を狙う、地元熊本出身の上田桃子は3アンダー、6位タイ。
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《グリーン=スティンプ:10 1/2フィート コンパクション:22.5mm》

 切れ味抜群のアイアンショット。そして、パッティングは、カップへ吸い込まれるように決まる。7バーディーを奪取で快調な首位スタートを切った、鈴木愛は「私らしい、攻めのプレーをお見せしたい」と宣言した。

 今大会は18年以来の出場。「コースが、すごく苦手です」といいながら、「久々の出場で、初めてのコースのように感じている。おかげさまで、パッティングのラインがよく読めた」と満足そうな表情を浮かべた。もちろん、調子は悪くはない。前週の最終日、首位で久々の優勝を期待されたが、78と予想外の展開。

 ただし、「落ち込んではいません。何か悪いわけではなかった。パッティングでアドレスがしっくりこない。1番からそんな状況で、チャンスは結構あったけど、流れをつくれないうちに終わった感じがする。それほど、気にすることではない。内容だけなら、60台のスコアが出ても不思議ではなかったですよ」と前向きにとらえている。

 続いて、「簡単に優勝、優勝っていわれるけど、優勝することはとても大変なこと。これはプレーする本人にしかわからない。今年、最初の1勝を手中にできれば、ポンポンとくるような気がします」。

 そんなコメントを裏付けるかのような6アンダー、首位発進である。ハイライトは12番からの3連続バーディーだろう。いずれも6Iでチャンスをつくった。12番=4メートル、13番=3メートル、14番=1メートル。これが私-とアピールするようなスゴい内容。とはいえ、課題も残った。第1打の精度。

 「狙いが難しい。特に前半は、フェアウェイキープは1回。ラフへ入っても、ピンポジションをじっくり考え、マネジメントがうまくできたと思います。本当に考えながらプレーしているのですよ」と説明を加える。

 今季5戦で、予選落ちが2回は、ちょっと気がかりだが、「2試合に1度は、トップ10。上位で戦っていれば必ずチャンスがきます」と力説。となれば、今回は上昇の時だ。賞金女王2回の実績は、いまさら説明の必要などない。あわてず騒がず、Xデーを待っている。そんなスタイルが頼もしい。

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