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2022.8.7

2位櫻井心那 ダブルボギーから驚異のチャージ

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

北海道 meiji カップ 札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)最終日

 18歳175日。櫻井心那は人生を変えるワンプレーへ挑んだ。先にホールアウトしたイミニョンとは1打差。最終18番、2メートルのバーディーチャンスを迎えた。決めればプレーオフへ。さらに、優勝を飾ればプロ最年少優勝記録を更新する。

 「一度、アドレスへ入ったけど、突風が吹いて仕切り直し。とにかく、最後はリズムだけを意識した」といい、「思ったよりも左へボールが出た」と唇をかんだ。勝負は無情。わずか数ミリの差が明暗を分けた。

 それでも表情は明るい。「まだまだです。優勝する選手は、ああしたパッティングを外さない。私にはまだ、早かった」。それでも、出場2戦目は大収穫の3日間である。

 この日は初体験の最終日、最終組。しかも、同組2人は上田桃子、鈴木愛という賞金女王のタイトルホルダーだ。「おふたりは立ち振る舞いが堂々としていました。それから、いい意味での威圧感があり、本当に強そうでしたね」。

 未体験の大一番は、パー3の2番で大ピンチへ直面する。第1打が右からの強風に流され、ボールは左の傾斜を転がり落ちた。3オン2パットでダブルボギーを叩く。「同組のおふたりにご迷惑をかけてしまった。緊張していたんですね。でも、あのホールが終わった後、スコアを2つ落としたわけですから、ギャラリーの皆さんも、この人は(優勝がない)と思ったことでしょう。そうしたら、緊張が解けた。もう、ボギーを叩いても怖くはない。そんな感じになりました」。開き直った-ということだろう。

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

 以降はパーセーブを重ね、同じパー3の7番でリベンジとばかりに、この日初めてのバーディー奪取に成功。一気に上昇へ転じて、9番からの3連続バーディーへつなげる。そして、後半。残り2ホールのパー3、14、17番でもバーディーを決めた。特に17番は7メートルを鮮やかにカップインさせている。

 終盤になると、ルーキーとは思えない驚異的な強さを発揮することに舌を巻いた。「高校3年、夏の甲子園といわれる全国大会で優勝。あの時、ボギースタートでしたけど、巻き返すことができた。以来、ボギーが先行してもあまり気持ちが沈まないというか、取り返す術のようなものを身に着けたのかもしれません。今年のステップでも、こういうことが結構、あります」と、口元をほころばせている。

 今大会、3位タイ以内の成績で、次週の出場権を確保。お楽しみはこれから-とばかりに、笑顔で大きく一礼をして会見を締めくくった。

                    (JLPGAオフィシャルライター・宮脇 廣久)

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