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2022.8.18

西郷真央 後半戦へ『全力投球』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2022シーズン第24戦『CAT Ladies2022』(賞金総額6000万円、優勝賞金1080万円)が8月19日、神奈川県足柄下郡・大箱根カントリークラブ(6638ヤード/パー72)で開幕する。18日はプロアマ大会。また、公式会見が行われた。

 約40日ぶりにメルセデス・ランキング1位、西郷真央がツアーへ復帰。「練習はしっかりできた。いつものように全力投球です」と頼もしい。今季は11戦5勝。勝率が4割5分4厘という秀でたものだ。

 今回は欧州遠征から帰国しての 第1戦。後半戦のスタートである。「帰国して、練習ラウンドをしたとき、改めて日本はコースの整備など、とてもきれいだなぁと感じた。本当にありがたいことです」。さながら、ディスカバー・ジャパンである。コースはもちろんだが、6月から2度、行った米、欧挑戦で強烈なインパクトを受けた。

 「コースメモひとつをとっても、やはり日本です。特に米ツアーはグリーンなどが大ざっぱ。改めて、自分で細部まで確認しなければならない」。当たり前のようなことを、しっかりかみしめるように話した。表情もより精悍になったような印象だ。苦労の後がしっかりと見て取れる。

 さらに、続けた。欧州滞在時から話題になったロストバケージも同様だ。エビアン選手権の後、パリ経由でエジンバラへ到着。ところが、キャディーバッグ、スーツケースが一緒に到着しないアクシデントに見舞われた。幸い、キャディーバッグは翌日、戻ったものの、スーツケースは帰国後も不明。

 「どこにあるのでしょうか…」とさびしそうな口調でいい、「衣類とパッティングの練習器具が入っていた。帰国してから、また(器具の)購入手続きをしたけど、同じタイプは販売されていない。ショックです。戻ってきてほしい」と続けた。

 さらには、「(航空会社へ)なかなか電話がつながらない。自分でいろいろと調べていろいろやりました。ゴルフとは違うことでも気をつかう1週間でした」と話す。人一倍、用具にこだわりがある。無事にもどることを祈るのみ-だ。

 ちなみに、指導をうけるジャンボ尾崎邸に帰国あいさつのため、足を運ぶと、「すでに、(ロストバケージのことは)ご存じのようでした。大変だったなぁ、と言葉をかけてくださった。また、悪い経験は今後に生きるから…。よくないことだけど、これも経験だ」と、なぐさめられたそう。

 ただし、エビアン選手権最終日に猛チャージ。3位に食い込んだことには、「特にはなかったです」。ということで、「もっと、やらなければならないことがたくさんある」と誓った。

 無言の激励に応えるためだ。

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