2022.9.4
吉田優利-追いついたがPOで惜敗
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
アルペングループ創業50周年記念大会 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント ゴルフ5カントリー オークビレッヂ(千葉県)最終日
前年に続いてのプレーオフ決戦。今大会は連覇がかかっていた。確かに、勝負の流れは勢いで勝る吉田優利へ傾いていたように感じる。ところが、ワンプレーで急転。
18番を使用するPO1ホール目。残り179ヤードの第2打をピン手前18メートルへオンさせた。グリーンは難しく、決して楽な展開ではない。ただ、優勝を争うセキユウティンがボギーを叩く。残り3メートルのパーセーブ。しかし、ボールはカップを1.5メートル、オーバーして3パットのボギーだった。
「最終ホールで、バーディーパットをショートしてしまったから、ちょっと強めにストロークした。でも、狙ったところへは打てたと思います。確かに、3パットはよくない。でも、攻め続けた結果。仕方ないですね」。さばさばした口調で振り返った。
この日のハイライトはパー3の17番だろう。先にホールアウトしたセキを追いかけ、1打差を追った。残り2ホールでひとつはバーディーを-。そんな気迫がクラブへ乗り移る。6Iの第1打はピン13メートルへ。見事なバーディーが決まり、首位へ並んだ。「とりあえず、追いかけて追いつかなければ優勝はできない。当たり前のようなことでも、すごく難しい。だから、うれしかった。先々へつながるものです」と、解説した。
そんな伏線がある。しかも、前年はPOで岡山絵里を下して、シーズン複数回Vを達成。ましてや、今季はKKT杯バンテリンレディスでPO負けを喫しているだけに、きっちりとリベンジしたかったはずだ。
ところが、10メートルのバーディートライだったが、決まらない。後に打ったセキは、4メートルのバーディーを沈めた。惜敗。拍手をしながら勝者を笑顔でたたえるスポーツマンシップを披露した。
「やっぱり、負けは悔しい。でも、次週があります。しかも、公式競技。いいプレーをします」。巻き返し宣言に力を込めた。
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
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