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2022.9.18

2週連続94期生 尾関彩美悠ツアー初優勝

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2022シーズン第28戦『第53回住友生命 Vitality レディス 東海クラシック』(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)大会最終日が9月18日、愛知県美浜町・新南愛知カントリークラブ美浜コース(6502ヤード/パー72)で行われ、首位スタートのルーキー・尾関彩美悠が大接戦をモノにして通算13アンダーでツアー初優勝。1打差の2位は通算12アンダーの吉田優利が入った。
(天候:曇り 気温:28.3℃ 風速:4.8m/s)
《グリーン=スティンプ:10 1/4フィート コンパクション:21.5mm》

 勝の連鎖とでもいってしまおうか。19歳・尾関彩美悠が大接戦を制し、JLPGAツアー初優勝を飾った。「本当に、本当にうれしい。前週、川﨑春花さんの優勝に刺激を受けた。しかも公式競技。私もやらないといけない」。94期生トップ合格のプライドが大一番で覚醒した。

 吉田優利と首位を並走していた最終18番の第2打。118ヤードをPWでピン1メートルへボールを運んだ。「たくさんのギャラリーの皆さんの歓声が、とても心地いい。バーディーパットは、下りのラインを外さないように細心の注意をはらった」という。バーディーフィニッシュで混戦にピリオドを打つ。スター誕生のシーンは印象的だった。

 「きのう、キャディーさんが、優勝したらオレは泣くよ、と話していました。それなら私は笑います、といったような記憶がある。そうですね。その通りになった」と笑顔で話す。初Vにもかかわらず、涙はなし。タオルで顔をふくような素振りはあったが、「汗を必死にぬぐっていた。涙…。キャディーさんだけでしたね」。あっけらかんとしたものだ。このあたり、大器の雰囲気が漂う。

 もちろん、プレーがそれを示す。今季2度目の最終日、最終組。しかし、中盤までなかなかエンジンがかからない。10、11番の連続ボギー時には、「10番が1.5メートル、11番は1メートルのパーパットを外した。腹が立ったけど、試合では選手みんなが優勝したい。私も全力でプレーしよう。最後まであきらめずに-と気持ちを切り替えた」と振り返る。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 首位に立った吉田へ最大、3打差をつけられた。それだけに、12番がターニングポイントといえるだろう。4メートルのフックラインを見事にカップイン。「いつかは入るでしょう。そんな気持ちでいました」と振り返る。あせらない。このあたりも大物ぶりを発揮した要因だ。

 そして、前日にイーグル奪取の15番へ。3メートルのバーディーを決め、首位に並んだ。「残りホールが少ない。より集中してストロークした」。続く、16番では7メートルの連続バーディーで再加速している。勝負強さがクローズアップされたサンデーバックナイン。

 「今まで、プレー中に緊張したことはない。きょうも最後まで緊張感を楽しんだ」との言葉が頷けた。そうはいっても、自身が漏らす性格は、「普段はとても忘れ物が多い。ホテルの部屋へパターを忘れ、父に取りに行ってもらうこともあった。それから、スタート時間を間違えることも…。そういえば、今回もアウトとインを間違えてしまった」そうだ。

 ただし、コースでは威風堂々。この日、最終ホールの直前、おにぎりを食べるシーンが印象に残る。腹が減っては戦が-と思ったが、実はそうではなかったようだ。 

 「中断の間、おにぎりを2つ食べたけど、あとひとつ残っていることを思い出した。せっかく、父がつくってくれたもの。ヤバいと気がつき、それで食べた」と笑いを誘っている

 前年にベストアマに輝いた大会で、型にはまらない可能性を秘めていることを示した。2週連続で19歳のルーキーが初優勝を飾り、ステップでも同期の櫻井心那が圧勝。94期生のスター候補は、まだまだいる。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

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