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2022.10.13

タフネスで勝負 古江彩佳は今大会3戦2勝

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

 JLPGAツアー2022シーズン第32戦『富士通レディース2022』(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)が10月14日、千葉県千葉市・東急セブンハンドレッドクラブ(6689ヤード/パー72)で開幕する。13日はプロアマチャリティートーナメント。また、公式会見が行われた。

 3試合連続、ディフェンディングチャンピオンとしての凱旋出場。古江彩佳は富士通レディースの人だ。19年、今大会でアマチュア優勝を果たし、プロへ転向。翌年は2位に終わったが、昨年は所属プロとしてホステスVを成し遂げた。

 「勝ちたいなぁ。それで、戻ってきた。しっかり、頑張りたい」と、まるで他人事のように思い浮かんだことを淡々と語るのは、いつもの通り。11日に帰国した午前到着ということで、その足でコースへ向かい、9ホールの練習ラウンドを行う。「それほど、長い間というわけではないけど、日本のコースがなつかしく感じる。それと、飛距離が変わっているから、感覚を確かめる意味でプレーをしました。距離感は練習ラウンドをしなければ把握できません。きのう、残り9ホールをプレーし、きょうはプロアマの18ホールです」。

 長旅で疲れがあるだろう。しかし、これぞ、ホステスの心意気。最善の準備を整える姿勢は脱帽ものである。「USLPGAツアーでは、転戦するのもとにかく移動距離が長い。でも、疲れづらいというか、転戦や連戦は苦にならない。新しい経験をすることがとても楽しいからです」と話した。

 一方で、米ツアー参戦当初の思い出を、「体形が違います。スイングが速すぎる。だから、見ないようにしていた。でも、ボールを打つ音は聞こえる。音も違いました。最初は、そうしたことに体が反応し、スイングがはやくなって…」と漏らしている。

 とはいえ、これまで通り自分を見失うところは皆無。ゴルフ人生は着実。そして、順調だ。「大きなブランクはない。どんな目標を立てればいいのか、まだわからない。今は目の前のことだけ。先のことは考えてはいません」と前置きし、「ルーキーイヤーにもかかわらず、(スコティッシュオープンで)優勝することができた。びっくりしている。最初は予選を通過することが、とても大変だったけど、クリアできてボチボチできている」と続け、「安定性を武器にしなければ、上には行けない。大事にしたいと思っている」。

 勇往邁進を体現するかのようだ。また、JLPGAツアーでの過去7勝(※アマを含む)は、すべて9月以降。特に10月の好成績が際立っていることに、「私は暑がりですから」と、ひとことで答えたことも、なかなかのものだった。

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