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2022.10.15

イーグル2発で圧倒 ホステス古江-連覇へGo

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

 JLPGAツアー2022シーズン第32戦『富士通レディース 2022』(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)大会第2日が10月15日、千葉県千葉市・東急セブンハンドレッドクラブ(6689ヤード/パー72)で行われた。この日、圧倒的なプレーを披露したのは古江彩佳。2イーグル、4バーディー、1ボギーの65をマーク。通算13アンダーの首位で大会連覇がかかる最終日へ向かう。3打差の通算10アンダー、2位タイは蛭田みな美、阿部美悠。通算9アンダー、4位で復調・新垣比菜が大逆転を狙う。
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《グリーン=スティンプ:11 1/2フィート コンパクション:23mm》

 いよいよ本領発揮。第1日があいさつ代わりの66とすれば、ムービングデーは大会史上初のホステス連覇へ、本気の証明である65だった。さすが、帰国即コースへ-とヤル気をみせた古江彩佳は違う。通算13アンダー、堂々の首位。

 胸がすくというよりも、この日はギャラリーがアッと息をのむシーンがいきなりやってくる。パー5の1番、残り97ヤードの第3打を54度でイーグル奪取。さらに2バーディーを上積みし、今度は7番でも残り63ヤードの第3打を58度で2つ目のイーグルを決めた。

 昨季、JLPGAツアー3位の11個、今季は米ツアーで5個のイーグル。1日2イーグルは20年JLPGAツアーチャンピオンシップ第2日以来で、既に3度目となった。「両方とも、ショットで入ったことがスコアとして大きい。たまたまです。狙って入るものではありません。神様が入れてくれるのかなぁ」。淡々と話した。

 さらに、「1番でイーグルをとった後、気を引き締めないといけない。そう思った」といい、「うまくいかなくても、あまり怒らない。クラブなどにあたらない」とプレー中の身上がスーパープレーにつながることを示唆している。つまり、短気は損気ということか。


<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

 また、忘れてはならないのが、米ツアーでの経験だろう。特にショートゲーム。「30、40、50ヤードはフルスイングではありません。得意ではなかった。でも、海外でプレーすると、その距離が必要です。今年、よく練習するようになって、ようやく身につきはじめたばかり。まだまだ、これからですけど、今日は経験を生かすことができたかなぁと思う」と話した。

 第2日もノーボギーラウンドを目標にしたものの、16番でよもやの3パット。しかし、17番でバウンスバックに成功し、「ボギーは仕方がないこと。ただ、気持ちをしっかり切り替えた。バウンスバックにつながったのでしょう」と解説した。

 そして、抜群の安定性について、「苦手クラブがありません」とも。続けて、「1Wが武器です。フェアウェイキープができるから」と加えた。1R=10/14、2R=11/14とフェアウェイキープも上昇中だ。時差ボケなどが完全解消しそうな最終日は、いったい-。3戦2勝、2位1回と抜群の相性を誇る今大会で、ホステス連覇の偉業は伝説になる。

(JLPGAオフィシャルライター・宮脇 廣久)

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