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2022.10.16

2位岩井明愛『古江さん、さすがでした』

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

富士通レディース 2022 東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)最終日

 ついに、私の日が…。岩井明愛、ツアー初Vは目前にあった。しかし、古江彩佳がそれを上回る強さを披露。ひと組前、首位タイでホールアウトしたが、1打差及ばず2位に終わった。「希望を捨てずに待っていた。決めれば優勝というパットを古江さんは、きちんと入れてくる。さすがです」と、脱帽の笑みを浮かべる。

 最終日、5打差の5位タイからスタート。序盤からバーディーラッシュでプレッシャーをかけ続けた。15番、ピン奥3メートルのバーディーを決め単独首位にも立っている。それだけに、続くパー5の16番を悔やんだ。「スコアボードを全く見ていない。でも、16番のグリーンで偶然目に入った。私がトップに立っている…。バーディーを取らなければならない」と振り返る。


<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

 グリーン手前のバンカーからの第3打。ピン奥2メートルに寄せた。しかし、バーディーパットが1メートルオーバーしてしまう。「プレッシャーは関係ありません。純粋な読み間違い」。絶好のチャンスを逸した。あくまで結果論だが、決めていたら、勝負はどうなったか-。

 とはいえ、「全く(優勝を)意識していなかった。こういう順位でもいいプレーができる。自信になった。また、チャンスがあったら今度は狙っていきたいです」と誓っている。今大会の健闘でメルセデス・ランキングが42位へ浮上。今季、来季のシード権獲得を最優先としただけに、大きな前進を果たした。双子の妹、千怜はすでに2勝。姉妹で同一年シード選手となれば、史上初の快挙になる。

(JLPGAオフィシャルライター・宮脇 廣久)


<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

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