鬼頭さくらが単独首位キープ

＜Photo：Yoshimasa Nakano/Getty Images＞

 JLPGAステップ・アップ・ツアー2023シーズン開幕戦『大王海運レディスオープン』（賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円）大会第2日が3月17日、愛媛県松山市・エリエールゴルフクラブ松山（6,605ヤード/パー72）で行われた。時折、もやがかかるコースコンディションのなか、首位スタートの鬼頭さくらが72で回り、通算5アンダーで、その座を堅守。1打差の通算4アンダー、2位にJLPGAツアー2勝の西山ゆかり、原江里菜、工藤遥加、ルーキーの仲村果乃と小林光希の5人が並ぶ混戦模様となった。
（天候：曇り時々雨　気温：13.5℃　風速：2.5m/s）

鬼頭 さくら（1位：-5）
　「優勝はすごくしたいけど、考えすぎると邪念が入ってしまう。あすはやるべきことをやっていきます。きょうは1日を通してパッティングが全然良くなかった。最後のほうは、入れたい気持ちが強くて、迷いが出てしまった。上手くストロークができず、本当に悔しいです。でも最終日の前に気づくことができたので、しっかり調整してあしたはやり切ります」

西山 ゆかり＜Photo：Yoshimasa Nakano/Getty Images＞

西山 ゆかり（2位タイ：-4）
　「最終日も自然体で、最後まで諦めず、できることに集中して頑張ります。楽しみながら、勇気をもってプレーしていきたい。きょうはきのうよりショットが安定していたし、ミスもカバーできていたので、内容は悪くない。オフに50ヤード前後の練習を多めに取り組み、その成果が出ています」

原 江里菜＜Photo：Yoshimasa Nakano/Getty Images＞

原 江里菜（2位タイ：-4）
　「きのうも、きょうも調子が悪くて、この位置にいられることが奇跡みたいです。アプローチとパッティングは良いけど、1Wがひどくて、フェアウェイに行く気がしない。この位置にいられるのは上出来です。あすもあまり期待しすぎず、静かにプレーできたらいいですね」

工藤 遥加＜Photo：Yoshimasa Nakano/Getty Images＞

工藤 遥加（2位タイ：-4）
　「私は飛距離が出るので、パー5でしっかり獲れたらチャンスがある。リズムだけ注意して回りたい。きのうダボを2個打ったので、きょうはダボだけは打たないようにプレーしてきた。満足しています」

仲村 果乃（2位タイ：-4）※ルーキー
　「最終日は、もちろん優勝を狙いたいけど、やるべきことに集中してプレーしたい。あすが楽しみです。きょうは雨だったので、リズムを意識して回ってきました。私がこの試合会場に立っている実感がまだ湧かない。フワフワした感じですけど、デビュー戦で予選を通過できて嬉しいです」

小林 光希（2位タイ：-4）※ルーキー
　「あしたは優勝を意識するでしょう。優勝するにはチャンスでしっかり決めて、流れを掴むことが大切だと思います。きょうはチャンスがあったけど、バーディーパットが全然入らなくて、ストレスの溜まるゴルフでした。スコアを伸ばせなかったけど、周りも伸びてなかったので、最後まで諦めずにやってきました」