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2023.4.6

好調キープ 上田桃子-大会連覇へ挑戦 

 JLPGAツアー2023シーズン第6戦『富士フイルム・スタジオアリス女子オープン』(賞金総額1億円/優勝賞金1,800万円)が4月7日、兵庫県三木市・花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(6,435ヤード/パー72)で開幕する。
 6日はプロアマ大会。有力選手はゲストと楽しそうにプレーしながら、最終チェックを行った。

 ただでさえ責任感は人一倍だ。加えて、出場試合は「すべて勝つつもりで」と上田桃子は公言している。ディフェンディングチャンピオンとして迎える今大会は今季初Vを目指し、万全の状態を整えていることだろう。

 前週を調整に充て、仕切り直し。「アプローチとパッティングをメーンに、トレーニングも行って…。ずっとショートゲームを練習した」と、課題を説明した。今季は好調が続いている。ところが、惜しいところでミスが…。詰めの甘さを解消するために、グリーン上とグリーンまわりに重点を置いたのだろう。

 一方で、今大会はより挑戦意欲をかきたてられる要因もある。同期の諸見里しのぶがセッティングを担当。「自身がピンポジションなどを手がける時は、はた目でみていても、それだけに集中していることがわかるぐらいです。いろいろ考えて、考え抜いて、選手のパフォーマンスを引き出そうとしている。罠、そして攻めどころがしっかり-。よく考えてプレーします」と、意図を組んでいる。去年はそんなメッセージをしっかり受け止め最終日、素晴らしいプレーを展開した。

 スタッツを調べていると今季、どうして優勝を逃してしまうのだろう。そんな疑問が浮かぶほど、素晴らしい内容だ。平均ストローク、平均バーディー数、パーセーブ率、パー4平均スコアが1位。そして、平均パット数が2位だ。パッティングが安定し、パー4ホールでバーディーを量産。平均ストロークがいいことへつながっている。これで未勝利では、まさに自身のプライドが許さないことだろう。

 さらに、今大会は11回出場で、トップ10が4回。予選落ちは1度もないことで、相性の良さが伝わってくる。「去年とコースが違うから、ディフェンディングチャンピオンという気はしません。でも、恥ずかしくないプレーはしたい。コースは高低差が激しく難しいですよ」。

 三人の桃子が優勝争いを行い、圧倒的な強さをアピールした。次週は故郷で年に一度の大一番が控える。まず1勝-弾みをつけたい。

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