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2023.8.3

復活・原&上昇・小滝 黄金世代-燃える

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

北海道 meiji カップ 札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)

 黄金世代の夏。原英莉花が3カ月ぶりにツアー復帰する。「いろいろ、あった。新しい気持ちで戻ってきました」と笑顔で語っている。5月17日、腰痛の手術を行った。「7月の第1週、先生からオッケーのサインが出た。それで今大会へエントリー。久々の勝負。すごく緊張している。アドレナリンがもう、出て・・・」と言葉が弾んだ。

 「腰痛は1年前から。ただ、注射をすれば収まる。そういったことがこれまで3、4回はあった。でも、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップの後、注射をしたけど、まったく効き目がない。同じ休養でも、手術か、それとも自然治癒を待つ手もありました。悩んだけど、納得のいく練習ができない。だから手術をすることにした。幸い、いい先生に恵まれ、リハビリも予定通り。術後1カ月からクラブを握って、6月17日からちょっとずつショット練習をスタートした。20日にはラウンドができたし、痛みのない状態です」と経緯を説明する。

 もっか、メルセデス・ランキングは62位。出場するからには悠長に構えているわけにはいかないだろう。「上位を争えたら-と、気持ちは高くもっている。第1日は何度も一緒にプレーしている小祝(さくら)さん。いい戦いをしたい。従来の感覚ではなく、今がベストです」とまで。それだけに、ニュースタイルに注目が集まる。

原英莉花<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 一方、遅れてきた黄金世代といえるのが小滝水音だろう。2週前の大東建託・いい部屋ネットレディスで待望のJLPGAツアー初優勝を飾った。しかし、前週は当初の予定どおりオープンウィークに。「元々、再調整する1週間でした。トレーニングと、コースで練習をしっかり行った」そうだ。

 とはいえ、Vの反響はすさじい。「お花畑になりました。所属のコース(静ヒルズカントリークラブ)と自宅へ、たくさんのお花をいただいて。これが、話に聞いたあれか、という感じです。お祝いのメッセージもトータルで250件は頂戴した。みなさん、すごく喜んでくださって。(指導を受ける)中嶋常幸さんへ、お電話で報告すると、この1勝で終わるな-と激励の言葉をいただきました」と話している。

 自宅では、その優勝トーナメントを改めて録画で見直した。「14番の第2打が一番、記憶に残っています。つま先下がりで難しい。でも、ピンへまっすぐボールが飛んでいく、とてもいいショットでした」と振り返った。そんなショットをより多く再現するため、前週の再調整なのだ。「私は私。自分のスタイルで行く」と改めて誓った。

 では、肝心の状態は。「調子はいいです。それから、洋芝が私は好きです。プロで初めて優勝したステップのCTBCレディスも洋芝でした」。ちなみに、チョコレートも大好きだという。優勝副賞には明治製品10年分。「チョコだけではありません。ヨーグルトも毎日、食べています」と、2試合連続優勝のモチベーションアップである。

(青木 政司)

小滝水音

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