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2023.9.16

20歳竹田麗央が新ドラコン女王に 飛距離はプロの母親を「小学6年で抜いた」

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

第54回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)第2日

 『2023朝日インテックpresents ドライビング女王コンテスト』が16日の大会第2日終了後、1番ホールで行われた。竹田麗央が271.3ヤードをマークして初優勝し、賞金50万円を獲得。2位には268.6ヤードで岩井千怜、3位には265.0ヤードで荒川怜郁が入った。

 飛距離自慢の13選手が参加して行われた、唯一のJLPGA公認ドライビングコンテスト。1人2球ずつで行われ、フェアウェイとファーストカット以外に着地した球は、記録なしとされる。3人目に登場した竹田は、1球目を右のバンカーに打ち込み、「とりあえず記録は残したいと思い、芯に当てることだけを考えました」と苦笑。2球目はファーストカットを転がり、予想していなかった栄冠が手に入った。

 「昨年の記録は300ヤードを超えていたので、当然追い越されると思っていました」と言う通り、昨年を含めてこのコンテストで3度優勝している穴井詩は、大トリで登場し、2球とも270ヤードを超えていたが、いずれも右のバンカーにつかまり記録なしに終わったのだった。

 とは言え、竹田も弱冠20歳にして今季トップ10入りが4度、メルセデス・ランキング23位の実力者。平均飛距離も257.12ヤードで、JLPGAツアー4位にランクされている(今季記録は前週終了時点)。優勝後の会見で飛ばす秘訣を聞かれると、「上体の力を抜いて下半身リードで打つこと。それに、私は打った後のフォローを小さく、速く、しっかり振ることを心がけています」と明かした。

 母はJLPGA会員の平瀬哲子。叔母の平瀬真由美は1993、94年にJLPGAツアー賞金女王に輝いているというサラブレッドだ。「私は子どもの頃から身長が高くて(現在166センチ)、飛ばすことが好きでした。母親も飛距離では小学6年生の頃には抜いていました」と笑う竹田。今大会は首位に9打差の34位タイで17日の最終日に臨む。JLPGAツアー初勝利も決して遠くなさそうなホープにとって、躍進のきっかけになれば何よりだ。

(JLPGAオフィシャルライター・宮脇 廣久)

【出場選手の使用クラブ、使用ボールの一覧はこちら】

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