2023.9.23
勝みなみは幸せ実感 『アレを目指す』最終日
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
第50回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 利府ゴルフ倶楽部(宮城県)第2日
ピンチが続いても動じる様子はなし。勝みなみが68をマークし、6位タイへ浮上した。よりたくましさを増し、しかも楽しくプレーする姿が好印象だ。見せ場は、この日も後半だった。前日に続き、後半で3連続バーディー奪取。
パー3・11番から本領を発揮する。5メートルのバーディーが決まると、続く12番は6メートルを。13番がピン手前から4メートルだった。
「パッティングがとてもいい感じになっている。きのうも後半、そんな感触でした」と前置きし、「というのは、体がよくほぐれていなかった前半のピンチをしのぐことができたからでしょう。1番、3番、7番…。3メートルぐらいのパーセーブが残った。それがあっての後半ですよ」と振り返る。
第1日=30パットから、26パットへ。「バーディーがひとつ来ると、流れが違ってくる。今、原点へ回帰してパターのフェースの向き、構えが平行になっているかをしっかりチェックしています」が上昇のポイントだった。
今季から主戦場をUSLPGAツアーへ。どんな変化があったのか-をしみじみと語っている。「もっと早く、挑戦すれば良かったと思っている。もっとゴルフの奥深さを知りたい。世界中のコースでプレーしたいなぁ。そう考えている人がいたら私は挑戦することをすすめたい。ゴルフの世界観が広がる。もっと、ゴルフを好きになると思います」と切り出した。
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
その上で、「うまくいかない。苦しいことが多い。でも、いいことがあるのは、その人に伸びしろがある証明。自分で自分を鍛えることができる。そういうことを、すごく感じている毎日。私も苦しいけど、(米ツアーへ)来てよかったなぁ。これからもっといいプレーができる-という想像が広がってくるんですよ。おかげで毎日、楽しく過ごしている」と、言葉が弾んだ。
あすは久々の優勝争い。「コースへ入れば、どこでもいっしょです。唯一の違いは、JLPGAツアーにはギャラリーの皆さんがたくさんいらっしゃる。プロスポーツは、お客さまがいて盛り上がるものです。ファンの声援は選手のパフォーマンスに影響力大でしょう」といい、「上位でプレーできる幸せをかみしめている。もしかしたら、あすが今年最後の日本での試合になるかもしれませんからね」とほほ笑んだ。さらに、「アレを目指します」。締めのひとこともピタッと決まった。
(青木 政司)
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