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2023.11.17

思い出の地で風と友達に 青木瀬令奈が2位

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

第42回大王製紙エリエールレディスオープン エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)第2日

 今年で9回連続11回目の出場となった青木瀬令奈。なんと初出場は06年でまだ13歳、中学1年のときだった。「アマチュアの試合で優勝した副賞としてこの大会の出場権を得ました」。もちろん、プロのトーナメントに出場したのは初めてだった。幸いにも当時の青木がレッスンを受けていたプロが大場美智恵とつながりがあり、練習ラウンドを一緒に行ったという。「その年に賞金女王になった大山志保さん、ウェイ ユンジェさんとの計4人で回りましたが、練習ラウンドの回り方を手取り足取り教えてもらいました」。プロが行う練習ラウンドでは、グリーンにボールが乗った時点でプレーを中断。あとはグリーン周りからアプローチやバンカーショットの練習を行い、最後にパッティングの練習というのが常だが、当時の青木にはプロたちがグリーン上のボールをピックアップすることすら新鮮だった。

 そんな思い出のある大会だが、これまでの最高位は18年の22位タイで、予選落ちは初出場のときを含めて4回ある。決して相性がいいとはいえないが、今年は2日間で通算9アンダーまで伸ばし、単独2位で決勝ランドに進出する。特に第2日は6バーディー、ノーボギーと他の選手が寒さや風に苦しむ中、65のベストスコアをマークした。聞けば、青木は風が吹く方がゴルフは楽だと言い切る。

青木瀬令奈<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 「無風だと調子がよくなければピンに向かってボールを打つことはできませんが、風が吹けば調子が悪くてもピンに寄りますからね」。例えば左から右に風が吹く場合は、単純に目標の左に向かってボールを打ち出しさえすれば、勝手に風がボールをピン方向まで運んでくれるという理論だ。その微調整が難しいところだが、風の中でのプレーに慣れている青木には難度が低いのだろう。この日は100点満点中70点のショットだったが、それでも65をマークできたのも友達である風をは味方にしたからだ。

 ちなみに、風はパッティングにも影響するそうで、その場合は「できるだけストロークのテンポをゆっくりするように心がけている」という。理由は、腕や肩など上半身に力が入りやすいため、タッチを合わせにくくなるからだ。

 今季はツアー3戦目のTポイント×ENEOSゴルフトーナメントで優勝し、複数回優勝を狙っていたが、なかなか今季2勝目を挙げることができなかった青木。またとないチャンスを迎えただけに、みすみす逃すつもりは一切ない。

(JLPGAオフィシャルライター・山西 英希)

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