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2023.12.4

QTファイナルステージ 菅楓華選手の失格について

 11月28日(火)~12月1日(金)に開催された『QTファイナルステージ』におきまして、菅楓華選手が競技終了後、規則20.2e(2)に基づき規則3.3b(3)の違反で失格となりました。詳細は下記のとおりです。

■事実
 QTファイナルステージ、菅楓華選手は4ラウンド後(12月1日)のインタビューで11番ホールはボギー(5)、14番ホールと15番ホールは連続バーディー(3)(2)と話していましたが、提出されたスコアカードの11番ホールはパー(4)、14番ホールもパー(4)となっていました。委員会は競技終了後(12月2日)にこの事実を知り、本人に確認(12月4日)したところ、11番ホールは2オン3パットのボギー(5)、14番ホールはバーディー(3)であったことに間違いなく、11番ホールは実際のホールのスコアよりも少ないスコアを提出したことがわかりました。

■裁定
 通常、競技が終了した後は罰を追加したり、訂正してはならない。しかし、規則20.2e(2)に基づき、競技が終了した後であっても、プレーヤーが、1ホールでも実際のスコアより少ないスコアを提出した場合にはそのプレーヤーを失格としなければならない。ただし、罰を受けていたことを競技が終了する前には知らなかった1打または複数の罰打を含めなかったことがその少ないスコアの理由であるときを除く(規則3.3b(3)参照)。

 14番ホールはバーディー(3)だったスコアに対してスコアカードにはパー(4)と記載されており、実際のホールのスコア(3)よりも多いスコア(4)を提出していたため、提出された多いスコア(4)が有効となり、競技終了前後にかかわらずスコアの訂正はできません。

 11番ホールは、ボギー(5)だったスコアに対してスコアカードにはパー(4)と記載されており、実際のホールのスコア(5)よりも少ないスコア(4)が提出されていました。菅選手の11番ホールのスコアは本人が知らなかった罰打を含めていなかったわけではなく、失格を免れる例外的な理由には該当せず、規則20.2e(2)に基づき規則3.3b(3)の違反で失格となった。

■関連規則
規則20.2e(2) 競技が終了した後にプレーヤーを失格とすること
規則3.3b(3)ホールの間違ったスコア

JLPGA競技委員会

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