今年こそ地元V　原江里菜はスタートに細心の注意を

『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』　中京ゴルフ倶楽部 石野コース（愛知県）

　いよいよ、その時が…。豊田市出身の原江里菜が地元Vを目指し、9度目の挑戦をする。「ここ最近では一番の状態です。とてもフィーリングが良くなった。いい感じですよ」と言葉を弾ませている。サッカーなどの競技では、ホームアドバンテージは何ものにも代えがたいといわれるが、個人競技のゴルフでは、なかなかそれが結びつかない。やはり、『絶対優勝=プレッシャー』という見えない落とし穴が待ち受けているからだろうか。

　今大会、これまでの最良の成績は、2012年の9位タイ。ただ、今回に関しては、好調という裏付けもあるが、「毎年のことですからね。もうすっかり慣れました。ポイントは、やはり第1日です」。例年、スタートで出遅れてしまう傾向が…。今回は、過去の傾向をしっかりと頭へ叩き込んで臨んでいる。加えて、単独9位以上なら、生涯獲得賞金が3億円を突破することも一層の励みになっているという。「やりたいことをやって、賞金をいただける。素晴らしい職業です。以前から、20代で3億円を突破できればいいなぁ、と思っていたから今週、達成できれば最高ですね。毎年、そうだけど、たくさんのギャラリーから声援をいただき、いい緊張感の中でプレーができる。何とか、期待に応えたい。だって、私は豊田市民ですから」とボルテージが上がってきた。