2025.8.30
激戦・奮闘 大久保柚季ステップ2試合連続V
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
JLPGAステップ・アップ・ツアー2025シーズン第13戦『山陰ご縁むす美レディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が8月30日、鳥取県伯耆町・大山平原ゴルフクラブ(6,542ヤード/パー72)で行われ、ルーキー・大久保柚季がカストロールレディースに続き、2試合連続優勝を飾った。勝負は通算8アンダーで並んだ高木萌衣とのプレーオフへ。2ホール目でパーセーブに成功し、ステップ通算2勝目を挙げた。2打差の通算6アンダー、3位タイは東浩子、大西葵、宮澤美咲。
状況に応じた強い精神力に支えられ、大久保柚季は8月のステップ・アップ・ツアーで2戦2勝。今回も大逆転で真価をみせた。「連続優勝…。今はビックリしている、という気持ちが一番です」と激戦を振り返る。さらに、プレーオフを含め3回プレーした18番の攻防を、「正規の18番、自分で首をしめていた。プレーオフでは絶対、勝たなければいけない」と、気合を入れ直す。
というのも、1打差で迎えた正規の18番でボギーを叩き、高木萌衣に並ばれた。「第2打までは予定通り。でも、ファーストパット前、リーダーボードを見たら、手がスムーズに動かなくなり、3パットしてしまった」という。ただし、意気消沈することはなし。「今回はプロ初のプレーオフでしたけど、アマチュア時代は2回経験して、ともに勝ちました」と、自身の強運と勝負強さを信じた。気持ちの切り替えもスムーズに。
最終日は4打差を追いかけ、5位タイからスタート。4番では20ヤードのチップインに成功し5、9番では7メートルのバーディーパットを沈めるなど、好プレーの連続で首位に立った。

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
「前回と違い、ひっくり返すまではいかないと思っていた。でも、明治安田ステップ・ランキングを上げるために、とにかく頑張ろうという気持ちでした」。今大会まで約1カ月のインターバルは後半戦に向け、ショットの精度に磨きをかけるため、ひたすら練習を行った。
その結果が優勝を引き寄せる。「スイングをかためるなど、ブランクを感じさせないように準備をした。アマチュアで出場した昨年のこの大会は予選落ち。プロになって、ショットの精度が上がり、比べ物にならないぐらいになった」と手応えを感じた。
それだけに、「目標を明治安田ステップ・ランキング1位に変更。残り試合であと1勝はしたい」と上方修正。一方、次戦のソニー日本女子プロゴルフ選手権大会で飛躍を誓う。2週後、最終プロテスト合格の大洗ゴルフ倶楽部へ。再び、挑戦である。
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