2025.10.17
大場美智恵レジェンズ初優勝 GシニアVは二階堂美加
<Photo:Toru Hanai/Getty Images>
JLPGAレジェンズツアー2025シーズン『Obbliカップ』(シニアの部:賞金総額2,000万円、優勝賞金300万円、グランドシニアの部:賞金総額200万円、優勝賞金40万円)大会最終日が10月17日、高知県香南市・土佐カントリークラブ(シニアの部:6,015ヤード/パー72、グランドシニアの部:4,831ヤード/パー72)で行われ、大場美智恵が通算7アンダーで、レジェンズ初優勝。通算3アンダー、2位タイの鈴木佳恵、古澤千枝に4打差をつける圧勝だった。
一方、満60歳以上のグランドシニアの部は、二階堂美加が通算2オーバーで逆転V。グランドシニア初優勝を飾った。2位は、通算3オーバーの金晶秀。
ベテランの技が光る。大場美智恵の18番、残り30ヤードの第3打。58度でピン80センチに寄せた。第2打のミスを帳消しにするような、ナイスアプローチを披露。ウイニングパットを難なく沈め、2位に4打差をつけての圧勝だった。
ツアー優勝は24年ぶり。よほどの達成感があったのだろう、その目には涙が光っているようにも映った。
「途中からうるうるときて。頑張ってプレーしていることに、涙が出てきた。ツアー初優勝のときだって、これほどではなかったです。泣いちゃった。皆さんもおめでとうと声をかけていただきながら、もらい泣きを…。本当にありがとうございます」と話した。
前日、25年ぶりのホールインワンを含む、1イーグル、5バーディーの65をマーク。ノーボギーのスーパープレーでアドバンテージを握った。しかし、体調不良ともうまく折り合いをつけながらの今大会だったことも、ホールアウト後に明かしている。

<Photo:Toru Hanai/Getty Images>
「1カ月ほど前から、ちょっとめまいがあって、試合が近づくと悪化。だけど、せっかく推薦をいただいているし、通院して、ごまかしながらでした。でも、誰かが乗り移ったかのように、ショットがすごくいい。何でしょうね。ゴルフって、怖いと思った」と言葉を区切り、「めまいがあったから、あまり考えることはなかった。淡々とプレーをしたことが良かったのかもしれませんね」と振り返った。
この日のキーホールは9番。ピン奥のカラーから残り16ヤードの第3打を、58度でチップインバーディーとした。値千金のバウンスバック。JLPGAツアー4勝の実績を随所で披露した。それでも、控えめな人らしく、「何人かには具合が悪いといってしまった。だから、うそをついているようで(優勝は)申し訳ない。言い訳ではないけど、プロアマから3日間、私は完走することが目標でした。今はただ、ホッとしています」と、安どのため息が漏れた。
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