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2025.10.25

終盤でチャージ 福嶋浩子が通算2勝目

<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

JLPGAレジェンズツアー2025シーズン『カヤバレジェンズオープン』(シニアの部:賞金総額2,000万円、優勝賞金300万円、グランドシニアの部:賞金総額200万円、優勝賞金40万円)大会最終日が10月25日、岐阜県可児市・日本ラインゴルフ倶楽部(シニアの部:6,130ヤード/パー72、グランドシニアの部:5,258ヤード/パー73)で行われ、福嶋浩子が通算イーブンパーで2シーズンぶりの優勝を飾った。レジェンズ通算2勝目。通算3オーバーの近本英恵、西川みさと、斉藤裕子、高橋美保子が2位タイだった。

一方、満60歳以上のグランドシニアの部は、通算5アンダーの二階堂美加が2試合連続優勝。5打差の通算イーブンパー、2位は奥村ひとみが入った。なお、この日のギャラリー数は3,472人。レジェンズツアーの最多ギャラリー数を大幅更新した。

難コースが試練を与え、ギャラリーの声援が福嶋浩子を見えないパワーで後押し。ホールアウトしてもアドレナリン全開の様子が見て取れる。「最後まで状況がわかっていなかった。順位より、きょうのスコアをイーブンに戻そうと、それだけに必死です」と、大きなため息が漏れた。

終わってみれば、3打差をつけ、2シーズンぶりのレジェンズ通算2勝目だった。バックナインの連続ボギーから、巻き返した内容は素晴らしい。「ボギーを叩くのは、このコースだから仕方がない。丁寧に、丁寧に。決めたことをやろう。だけど、これだけコースマネジメントで頭を使ったのは久しぶり…」と振り返る。

ハイライトは残り5ホールで3バーディー奪取の離れ業。「チャンスは必ず来る」と言い聞かせたおかげだろう。とりわけ最終18番は、さすがレジェンド-とうなずけるようなスーパープレーである。残り58ヤードの第3打を、58度で50センチにつけたアプローチ。グリーンを取り囲むギャラリーから大きな拍手がわいた。


<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

「距離はなかったけど、下りのライン。より慎重にいった」そうだ。続けて、「前半、ボギーが続いて、心が折れかけたけど、たくさんの方から頑張れ、と声援をいただき、私のプレーを見守ってくださったおかげです。皆さんがあたたかい。ギャラリーの前でプレーすることは、すごいことです。レジェンズツアーをもっと盛り上げたい」と、感謝のメッセージを添えている。

この日、ご主人のプロキャディー、後藤さんは佐久間朱莉とコンビを組んで『NOBUTA GROUPマスターズGCレディース』で首位を快走中。「私に、緊張感を楽しんでこい、と送り出された」という。同週Vで一緒にお祝い-が現実になりつつある。次戦はツアー最終戦のボンドカップに向け、「もう少し、ショットの精度をあげていかないといけません」。さらに精進の誓いで締めくくった。


<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

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