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2025.10.31

ステップ2連勝 仲宗根澄香が逃げ切りV

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

JLPGAステップ・アップ・ツアー2025シーズン第19戦『ヒルズレディース 森ビルカップ』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が10月31日、茨城県常陸大宮市・静ヒルズカントリークラブ(6,625ヤード/パー72)で行われ、首位スタートの仲宗根澄香が通算7アンダーで逃げ切りV。2週前のECCレディスゴルフトーナメントに続き、出場したステップで2連勝、同通算6勝目を飾った。2打差の通算5アンダー、2位はエイミー・コガ。

最終日の戦略は、後続に影を踏ませない、だった。先手必勝。首位スタートの仲宗根澄香は細心の注意を払いながら、ステップ出場2戦連続の優勝を成し遂げた。見事というしかない。

「ひとことでいうと、うれしい。だけど、プレーしている私は最初から最後まですごく苦しかった」といい、「スタートから緊張していた。だけど、それが幸いして集中力を高める要因になったと思う。風が回っているし、17、18番は特に難しいコースです。だから、できるだけ(2位以下との)差をつけることを心がけた」と振り返った。

序盤からバーディーを重ね、アドバンテージを握り続ける。前半で3バーディー、ノーボギーのラウンドを披露した。後半を迎えた最初の10番。残り32ヤードの第3打を58度で、15センチに寄せるスーパーショットで楽々とバーディー奪取のシーンが最も印象に残る。お見事の一語だった。2位との差は最大6ストローク。ノーボギーラウンドで締めるまでにはいかなかったものの、完勝だろう。


<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

2週前のECCレディスゴルフトーナメントでは、大混戦を制した。状況に応じたマネジメントができるのは豊富な経験の成せる業だ。「感覚をつめて優勝できた。勝ったことはまぐれではない証明でしょう。実力がついてきた感じがする。とりわけ、マネジメント、メンタルが成長しています」という。

前夜はヤーデージメモを見ながら、18ホールのシミュレーション。「いい準備が、いい結果につながった。自分を理解しているし、日々の積み重ねが結果になる」と、遠くを見るように話し、「ECCレディスで優勝した時、応援してくださるたくさんの方が喜んでくださった。周囲の方が、私にそう思わせてくれました。ステップは残り3試合、すべて勝つつもりでいます」と頼もしい。

シーズン最終盤。新たなテーマを自身に課した。


<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

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