2025.11.7
合格率2.9% 伊藤愛華がトップ合格
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
『2025年JLPGA最終プロテスト』最終日が11月7日、岡山県笠岡市・JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(6,464ヤード/パー72)で行われ、伊藤愛華がトップ合格を果たした。ファイナルラウンドは最終組でプレーした伊藤、ジ ユアイ(中国)の一騎打ち。ともに通算15アンダーでホールアウトしたが、最終日のスコア上位の伊藤が第1位になった。3位は通算9アンダーの藤本愛菜。以下、4位倉林紅、5位田村萌来美が続き、18位タイまでの22人が合格した。
なお、第1位合格者には、2025年クォリファイングトーナメントファイナルステージの出場資格を付与される。
スター候補がまた、ひとり。伊藤愛華がトップ合格を果たした。持ち前の勝負強さを発揮。最終日は特にキラリと光る内容だった。「とりあえず、合格すれば…。トップは意識をしていなかった。でも、きょうはとても調子がいい。だから途中から、1番を狙った。1番になることができて、本当にうれしい」と話す。
この日は同組のジ ユアイ(中国)とデッドヒートを展開。「トップで終われば、クォリファイングトーナメントをファイナルステージで行けることを意識した」とも加える。それだけに、最終18番のバーディー奪取は値千金。スコアは並んだが、最終日のスコアでは上回り、上方修正した目標を達成した。

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
しかも一発合格を果たす。「周囲の方から勢いで行った方がいい、とアドバイスをいただいたから」。サラリといってのけたことがたくましい。自身のPRポイントはパッティングで、「きょうもパッティングに助けられた。これからもっと、技術を磨きます」という。なるほど、今テストでも26パット→31パット→26パット→25パット。合格率2.9%の超難関を突破して、頂点に立った。
一方で、プロ入り前から、「有名になりたい。それが目標です。有名になるためには、普通の方にも知ってもらわなければなりません。やはり、勝たないと」とひと息ついて、「誰もが知っている選手は毎試合、トップ10に入るような人。ジュニア世代にも覚えてもらえるようにもなりたいです」と誓っている。
その上で、「21年東京オリンピック(ゴルフ競技を)見て、いつかは出場したい-。これが一番大きな目標です」。あすはJLPGA98期生・入会式。22人の合格者を代表して、誓いの言葉をのべる大仕事も待っている。
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