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2025.11.13

酒井千絵が4アンダーで逆転優勝、グランドはエージシュートの島袋美幸がV

<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

JLPGAレジェンズツアー2025シーズン最終戦『ボンドカップ』(シニアの部:賞金総額2,000万円、優勝賞金300万円、グランドシニアの部:賞金総額250万円、優勝賞金50万円)大会最終日が11月13日、三重県志摩市・近鉄賢島カンツリークラブ(シニアの部:6,278ヤード/パー73、グランドシニアの部:5,303ヤード/パー73)で行われ、2打差3位からスタートした酒井千絵が通算4アンダーで今季2勝目を飾った。2位は通算3アンダーで佐藤靖子、3位は通算2アンダーで西田智慧子が入った。

一方、満60歳以上のグランドシニアの部は、66歳の誕生日を次週に控えた島袋美幸が65のエージシュートを達成。通算9アンダーで逆転優勝を果たした。

酒井千絵が最終戦で有終の美を飾った。表彰式後に、「本当にめちゃくちゃ嬉しいです」と笑顔で答えた。2バーディー、1ボギーの内容以上にグリーンの攻略に苦しみ、「あまりバーディーが取れる感じではなかったので、ヒリヒリしながらプレーしていました」と明かしてくれた。

この日、選手が難グリーンに挑む中、「きょうはピンポジションが難しかった。皆さんが伸ばしていないところで、ただただ耐えたっていうだけです」と謙遜するが、コースとの相性もあったのだろう。23年大会から3年連続で出場し、優勝→2位→優勝と申し分のない成績を残す。

最終日、唯一のボギーは2番・パー4。「ドライバーショットを曲げてしまい、第2打がグリーンに届かなかった」とスタートホールの1番でバーディーを奪ったあとだけに悔いが残った。が、それ以降は「ずっとボギーになりそうなところをパーで凌いで、15番でもバーディーが取れた」という。


<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

実は、今年10月に行われたステップ・アップ・ツアー ヒルズレディース 森ビルカップで右肩を負傷。一時は「ゴルフを止めようかとまで考えた」という。「まだかなり痛い」ながらも、「いい意味で自分自身ちょっとゴルフが一皮むけたという感じがします。今までがむしゃらにやっていたのが、10日以上何にもできない状態だった」。さらに続けた。「力を入れないで、スイングのプレーンだけを考えるゴルフができて、思いのほかか自分で打ちながらまっすぐ行く-と思って打っていた。(ゴルフに対する)向き合い方が変わったっていう感じです」と新たな発見に手応えを感じた。

レジェンズツアーへ出場するが、いまだ挑戦意欲は衰えない。「(11月末には)クォリファイングトーナメントファーストステージに出場します。出るのを止めようかなって思ったけど、今回、いい発見も経験もできた。やっぱりまだやりたい」と思うようになったという。

ゴルフは生涯スポーツ。向上心があれば年齢は関係ない。

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