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2026.4.25

高田菜桜、後半追い上げて念願のプロ初勝利を飾る

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

JLPGAステップ・アップ・ツアー2026シーズン第3戦『大王海運レディスオープン』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が4月25日、愛媛県松山市・エリエールゴルフクラブ松山(6,545ヤード/パー72)で行われた。首位タイでスタートした高田菜桜が5バーディー、1ボギーの68をマーク。通算9アンダーでプロ初優勝を飾り、昨年のプロテスト合格者の中で優勝者第1号となった。1打差の通算8アンダー、2位タイに荒川怜郁、福田萌維、小林夢果の3人。なお、今大会は23日のラウンドが降雨によるコースコンディション不良のために競技が中止となり、36ホールの短縮競技となった。

最後まであきらめない気持ちが嬉しいプロ初優勝を呼び込んだ。昨年のプロテストで合格し、今季がツアー生活1年目となる高田菜桜。JLPGAツアー、ステップ・アップ・ツアーを合わせても出場した試合はわずか2試合だ。今大会が3試合目のトーナメント出場になるが、第1日にいきなり5アンダーで首位タイに躍り出る。このチャンスを活かすべく、最終日は優勝することしか考えていなかった。

勝ちたい気持ちはどの選手も同じ。やはり5アンダーの首位タイでスタートした小林夢果も3年ぶりの優勝に狙いを定め、前半の9ホールでスコアを4つ伸ばすと、11番パー5でもバーディーを奪い、通算10アンダーとする。この時点では高田は4打ビハインド。9番パー5でのボギーが重くのしかかる。だが、高田はあきらめなかった。


<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

「焦りもありましたが、逆にトップにいるよりも追いかけるほうがいいかなと考えるようにしました。昨年のプロテストでもそうだったので」。そのプロテストでは第3日を終えて30位タイにいたが、最終日にこの日のベストスコアとなる66をマーク。一気に順位を6位にまで上げて合格切符を手にした。そこで得た自信が高田の気持ちを支えた。12番から16番までの5ホールで3つのバーディーを奪い、小林に追いつく。

「16番で2.5メートルのバーディーパットを決めたのが大きかったですね。もしも外していたら結構オーバーしていたと思うので」。ボールがカップに沈んだのを確認したときは、思わず渾身のガッツポーズを見せた。こうなれば、一気に抜き去るしかない。首位タイで迎えた最終18番パー4では、「最低でもパーセーブしなければ…」と思ったにもかかわらず、ティーショットを左に曲げてしまう。第2打を木の下から打つことになったが、なんとかグリーン手前まで運び、アプローチで50センチにまで寄せた。

「過去イチ怖い50センチでした。もう入れーっと思って打ちました」。小林がボギーとしていたため、入れれば優勝となるウイニングパットだったが、予想以上のプレッシャーに襲われた。それでも自ら強いというメンタルでしっかりと決め、プロ初優勝を手繰り寄せた。


<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

「ルーキー一番乗りの優勝をずっと目指していたし、父親にも勝ってこいと言われていたので、本当に願ったり叶ったりです」と笑顔を見せる。もちろん、今回の勝利がゴールではない。「まだJLPGAツアーで予選通過したことがないので、次に出場するときは予選を突破することと、ステップ・アップ・ツアーでは2勝目、3勝目を目指していきたいです」。明治安田ステップ・ランキングでは4位に浮上。上位2人に与えられる来年度のJLPGAツアー前半戦出場権も視界に入ってきたことは間違いない。

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