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2026.6.13

4打差の大逆転劇 前田陽子がレジェンズツアー初優勝

<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

JLPGAレジェンズツアー2026シーズン第2戦の公式競技『JLPGAレジェンズチャンピオンシップ明治安田カップ』(賞金総額3,000万円、優勝賞金540万円)大会最終日が6月13日、静岡県伊東市・川奈ホテルゴルフコース 富士コース(6,235ヤード/パー72)で行われた。トップと4打差の2位でスタートした前田陽子が、通算1アンダーでレジェンズツアー初優勝を果たした。終わってみれば2位に4打差をつける大逆転劇で幕を閉じた。通算3オーバー、2位に李知姫、通算5オーバー、3位に植木征江が入った。なお、植木は60歳以上の最上位選手に贈られる「健活賞」を受賞した。

「優勝はまったく意識していませんでした」最終日は首位と4打差の2位でスタートした前田陽子は、最終日最終組の重圧を跳ね除け、一人独走となる大逆転劇を演じた。

JLPGAツアー2勝の実績がある前田。それでも10年以上“優勝”という言葉から離れていた。「これまでパッティングやショットで左にミスすることがあった。きょうは、そのミスが出ることなくプレーできた。なにより優勝争いの場面でもリズムよく振ることができた」とコーチとともに5~6年間一緒に取り組んできたスイング改造がこの大逆転劇に繋がったと話した。

前半から首位に離されまいと「とにかく耐えるゴルフに専念していました」と川奈ホテルゴルフコース特有の風とグリーンの芝目を慎重に1ホールずつ攻略していく。

優勝の2文字を意識したのは、後半10番ホールから3連続バーディーを奪ってから。「あの3連続で2位と差ができてからですね」と話すも、「トップに立ってから、このまま本当に18番ホールまで耐えられるのだろうか」と隙のないゴルフを展開していた前田に少しばかりの緊張が走った。難関の15番、17番ホールをボギーとするも、気持ちだけは最終ホールまで途切れることなくプレーできたと明かす。

「シビアな1メートルのパーパットでした」最終18番ホールには大勢のギャラリーが優勝パットを見守っていた。ど真ん中から沈めたパーパット。思わず拳を握って3回ガッツポーズ。「優勝したというよりは、この最後のパッティングをしっかり決めて格好良くチャンピオンになりたかった」と笑顔で優勝の瞬間を語った。


<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

2015年レギュラーツアー「サマンサタバサレディース」以来となる11年振りの勝利。大会の表彰式での優勝スピーチは、少し言葉を詰まらせる場面も見られた。「10年以上振りですからね。この優勝でこれまでの努力が報われた気がします。この優勝が自信になったと思います」。

本大会は、昨年より40歳以上の選手から出場できるように門戸を広げた。「レジェンズツアーに私たち世代でも出場できることはうれしい。それでも諸先輩方からすると、来るんじゃないよ!と思われているかもしれないですね(笑)それでも、来年も出場できるのであればディフェンディングチャンピオンとして戻ってきたい」。最後は満面の笑みで11年振りの勝利を嚙み締めた。

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