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2026.7.26

19歳の加藤麗奈 涙のJLPGAツアー初優勝

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

JLPGAツアー2026シーズン第20戦『大東建託・いい部屋ネットレディス』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,160万円)大会最終日が7月26日、福岡県糸島市・ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(6,485ヤード/パー72)で行われた。第2日から首位を守り続けてきた加藤麗奈が、通算22アンダーまでスコアを伸ばし、JLPGAツアー初優勝を飾った。1打差の通算21アンダー、2位タイに皆吉愛寿香と仲宗根澄香。トーナメントコースレコードタイの63をマークした古家翔香が、通算20アンダーで4位に入った。

最終18番ホール、2メートルのパーパットを沈めて渾身のガッツポーズを見せた後、思わず泣き崩れた加藤麗奈。まさに、激闘を制した喜びとともに、深い安堵感がこみ上げてきた瞬間だった。

真夏の太陽が容赦なく照り付けた最終日、先にスタートしていった選手が、どんどんスコアを伸ばしていくなか、最終組のプレーヤーに動揺は見られなかった。前日首位の加藤、2位タイの皆吉愛寿香、仲宗根澄香は、単純に自分のスコアを伸ばすことだけに集中していたからだ。結果、加藤が皆吉と仲宗根に1打リードした状態で、最終ホールを迎える。

3打目を寄せ切れず、2メートルのパーパットを残した加藤。外せば、皆吉、仲宗根とのプレーオフになる可能性は高い。「入れるしかない状況だったので、切れるラインでしたが、少し強めに打って薄めにラインをとりました」。覚悟を決めた一打は、ボールが狙いどおりに吸い込まれるようにカップの中へと消えていった。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

24年のプロテストに、17歳で一発合格した加藤。翌25年は、ステップ・アップ・ツアーのロイヤルメドウカップでプロ初優勝を飾り、その年のQTファイナルステージでは、7位に入って今季前半戦の出場権を得た。そして19歳で迎えた今季、ついにJLPGAツアー初優勝。まさに順風満帆なツアープロ人生を送っているように見えるが、本人は今回の優勝までの道のりが、長かったと振り返る。

「今年の前半戦は予選落ちが多く、夏場になってようやく調子が上がってきたと思ったら、急に体調が悪くなってしまい、飛距離も落ちてしまいました。そこからなかなか調子を戻せなかったのが苦しく、すごく長く感じたんです」。ドライバーの飛距離が20ヤード以上落ちたうえに、方向性も安定しない。さらに、パッティングまでもが思うように決まってくれない。第2回リランキング突破に向けて、ポイントを稼がなければならない時期の絶不調は、本人にとって実に辛く長い時間に感じられたはずだ。

徐々に体重を戻すと同時に、振れなくなっていたスイングも見直した。夏場とあって体の動きは悪くない。練習日の段階から「しっかりと振り切ること」を心がけた結果、今大会の平均飛距離は237.750ヤードにまで戻ってきた。短いクラブでグリーンを狙える場面が増えたことで、バーディーを量産できたのは大きかった。

通算22アンダーで、ハイレベルな伸ばし合いを制したが、スコアを伸ばしたいサンデーバックナインで1つ落とし、思わぬ接戦を強いられた。しかし、苦しみながらも勝ち抜いたことで得た自信は大きい。今季の目標に掲げていた、シード権獲得と初優勝を早くも達成し、見据えるのは、シーズン2勝目、3勝目だ。プロ合格時には、「JLPGAツアーで通算10勝をあげることが目標です」と語っていた加藤。その目標に向かって、まずは確かな一歩を力強く踏み出した。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

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