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2026.6.14

桑木志帆 通算19アンダーで今季2勝目

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

JLPGAツアー2026シーズン第14戦『宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』(賞金総額1億5,000万円、優勝賞金2,700万円)大会最終日が6月14日、兵庫県神戸市・六甲国際ゴルフ倶楽部(6,619ヤード/パー72)で行われた。首位でスタートした桑木志帆が、一時2位に後退するも、通算19アンダーで今季2勝目、ツアー通算5勝目を飾った。1打差の通算18アンダーの2位に、永井花奈。通算16アンダー、3位にアマチュアのソア・キム。なお、今大会で優勝した桑木、2位の永井には、AIG女子オープンの出場権が与えられた。

桑木志帆は、冷静だった。永井花奈と首位に並んで迎えた16番パー3、桑木はティーショットに8番アイアンを選んだ。ピンまでの距離は152ヤードとそれほど長くはないが、ピンは左サイドのエッジからわずか4ヤードの位置に立っている。しかも、グリーンの左サイドには池が広がっており、ピンを狙って左へ引っかけるミスが出れば、優勝が一気に遠のくロケーションだ。

1つ前の15番では、第2打を左へ曲げていただけに、ピンを狙うには勇気がいる1打となる。しかし、桑木には確固たる考えがあった。「15番のミスは番手間の距離だったので、大きめのクラブで抑えて打とうとした結果、クラブフェースが被ってしまいました。原因が分かっていたので、16番は悪いイメージを持たずに打てました」と、マイナス要素はなかった。

さらに、16番のグリーンを冷静に分析していた。「右から左へ傾斜しているので、ピンを直接狙わなくてもいいと考えました」。その狙いどおり、ボールをピンの右手前に落とすと、そのままゆっくりとピン方向に向かって転がっていく。最終的に2.2メートル手前に止まり、それを沈めて永井に1打リード。10ホールぶりに単独首位の座を取り戻した。

3打リードでスタートした最終日、前半から永井が積極的に攻めた結果、5番ホールで追いつかれてしまった。以前の桑木ならば多少の動揺はあったが、この日は慌てていなかった。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

「苦しい展開だなとは思っていましたが、ミスを最小限に抑えていたので、それが後半につながるかなと信じていました」。あくまでも、自分のゴルフに集中した結果、たとえ首位の座を奪われても心がざわつくことはなかったという。今年、Sky RKBレディスクラシックで2年ぶりの優勝を飾ったことや、前週に開催された全米女子オープンで、14位タイに入った自信がプレー時のメンタルを大きく変えた。

今回の優勝で、メルセデス・ランキングも2位に浮上。目標である年間女王のタイトル獲得へ、大きく前進した。「まだ試合もたくさん残っていますし、勝てると思っているので、今後も1試合1試合、勝ちにこだわりたいなと思います」と前を向く。米女子ツアー挑戦の目標もあるが、表彰式では、憧れる宮里藍から「アメリカでも戦えるよ」と、声を掛けられたことが心強かったという。コースマネジメントを研究し、メンタルも鍛えられた桑木。今はただ、目標に向かってまい進するだけだ。

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