2026.8.9
プロ3年目の進化 吉澤柚月ツアー初V
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
JLPGAツアー2026シーズン第21戦『北海道 meiji カップ』(賞金総額9,000万円、優勝賞金1,620万円)大会最終日が8月9日、北海道北広島市・札幌国際カントリークラブ 島松コース(6,709ヤード/パー72)で行われ、首位スタートの吉澤柚月が通算8アンダーでJLPGAツアー初優勝を飾った。2打差の通算6アンダー、2位は永井花奈。安田祐香が通算5アンダーの3位だった。
初体験の最終日、最終組。吉澤柚月にとって、今回がプロ3年目の進化を試される大一番となった。大接戦をものにして待望のJLPGAツアー初優勝。
「今はすごくホッとしている。でも、うれしい気持ちなど、いろいろな感情が入り混じっています」と前置きし、「いつもどおりのプレーができた。自分で驚いている。淡々とプレーしていたら18ホールが終わっていた」と笑顔を浮かべる。
この日、勝負を左右するポイントは3つ。パー3・2番、左3メートルのバーディーを決めた。「前2日間、ともにボギー。きょうは絶対にボギーが先行しないようにすることが目標でした」と振り返った。そして、2つ目は後半13番のパーセーブを、「2メートルですけど、やさしいラインではない。ここを入れたら…そんな予感がした」。14、15番の連続バーディー奪取につなげた。その上で、15番を「ピン奥10メートル。下りのフックラインでした。思った通りのスピード、ライン。(後続との)差を広げられた」と、3つ目のキーホールにあげ、心技体がそろったラウンドを解説している。

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
劇的な変化を遂げた今季は、QTランキング76位からの上昇だ。前2年と違うのは予選落ちが大幅に減少したことだろう。26年はわずかに1戦だけ。その上で、過去2シーズンはトップ10フィニッシュがなし。それがここまで出場15試合で、1勝を含む4回も記録している。
「以前から、優勝する時は最終日、最終組でプレーして勝てればいいなぁと思っていた。シーズン最初の頃、優勝は漠然としたイメージだったけど、リゾートトラスト レディスの2位から本当に勝ちたいという気持ちが出てきた」。続いて、「元々、経験を重ねながら着実に-というタイプ。ただ、プロ3年目になって、今年中に優勝しないと、もうチャンスはやってこないような感じがした」と本音も語っている。
それだけに、オフはショートゲームとパッティングの強化をこれまで以上に図った。「以前はパッティングに苦手意識があったけど、たくさん経験を積んでグリーン上の技術が向上した。ボギーを打たない。決めたいパッティングを入れられるようになった。おかげで、ピンから5メートル以内なら今はチャンスのイメージです」が、変化と自信につながった。
石の上にも3年。もっと可能性を秘めている。
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