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2026.8.16

安田祐香 記録尽くしの完全Vで通算3勝目

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

JLPGAツアー2026シーズン第22戦『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会最終日が8月16日、長野県軽井沢町・軽井沢72ゴルフ北コース(6,590ヤード/パー72)で行われた。NEC所属の安田祐香が、大会新記録となる通算23アンダーで今季初勝利、JLPGAツアー通算3勝目を飾った。3日間で奪ったバーディー数26個は、アニカ・ソレンスタムが保持していた、3日間の最多バーディー優勝記録を更新するJLPGAツアー新記録となった。7打差の通算16アンダー、2位タイに岡山絵里と菅楓華が入った。

大会第2日、36ホール最少ストローク(パー72)記録を1打更新した安田祐香。通算19アンダーからスタートした最終日、どこまでスコアを伸ばしていくのかに注目が集まった。ところが、予想外の緊張感が安田を襲う。出だしの1番ホールでティーショットを右に曲げてボギー。さらに5番ホールでも、パーオンしながら3パットのボギーを叩き、7打あった後続とのリードは、4打差にまで縮まった。しかし、安田に焦る気持ちはなかった。

「6番以降はバーディーを奪えるホールがあると感じていたので、とりあえず前半をイーブンで終えようと考えていました」。その読みは、ズバリ的中する。8番パー3では、ティーショットをピン右上5メートルにつけると、下りのフックラインを見事に沈めた。前日まで面白いように決まっていたパッティングに不安を覚えそうなタイミングだっただけに、このバーディーでストロークに対する自信を取り戻した。

9番ホールでも2メートルのバーディーパットを沈め、予定通り前半をイーブンパーに戻して後半へ。このいい流れが安田の背中を押し続ける。10番で6メートル、11番では5メートルのミドルパットを立て続けに沈めると、完全に独走状態へ。その後もスコアを伸ばし続け、気がつけば、原江里菜が08年に記録したトーナメントレコード(通算21アンダー)を2打更新する、通算23アンダーでフィニッシュ。さらには、アニカ・ソレンタムが持っていた3日間競技(54ホール)での最多バーディー優勝記録(24個)を2個上回る26個のバーディーを奪い、JLPGAツアーの新記録を樹立した。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

前週の北海道meijiカップでは、最終日を首位で迎えながら、3位に終わった悔しさを最速で晴らした。「優勝することができてすごくホッとしています」と笑顔を見せたが、ラウンド中はリーダーボードをあえて見なかったため、ウイニングパットを決めた瞬間も、すぐには優勝を実感できなかったという。「ギャラリーの皆さんからの“おめでとう”という声で理解しました」。1打1打に集中してプレーすることを信条とする、安田らしいエピソードだ。

24年のJLPGAツアー初優勝以来、3年連続での優勝となったが、この2年間目標に掲げながらも達成できなかったのが、“年間複数回優勝”だ。「シーズンも後半戦に入っていますが、まだまだチャンスはあると思っているので、そこに向けてまた頑張りたいです」と力強く語る。達成に向け、今後はさらにパーオン率を一段と高め、バーディーチャンスを1つでも増やしていく構えだ。新たな目標に向かって、安田の挑戦はこれからも続いていく。

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