2週連続に挑む原江里菜　解放の次に待つものは―

ｍｅｉｊｉ カップ　札幌国際カントリークラブ　島松コース（北海道）

　「優勝」を「解放」と表現した歓喜の1日から、慌ただしく過ごすこと4日。先週優勝の原江里菜が、2週連続優勝に挑む。約7年ぶりの優勝に、周囲の祝福ムードは収まる気配がないといい「携帯電話が鳴り続けていて。怖くてまだ見られていません」と明かした。一方肝心のゴルフについては「これまではやらなくちゃいけないという強迫観念みたいなのがあったんですが、こうやりたいという気持ちに従ってできるようになりました。気は楽になりましたね」と笑顔を見せる。「プロアマ大会でも、いいところを見せたい、見せなきゃいけないとやっていたのが、練習ラウンドの延長線上でできています」と「解放」は良い作用をもたらしているようだ。
　
　「このコースは本当に好きなので、疲れをとって挑みたい」と力を込めたように、今大会は、昨年の5位をはじめ、トップ10フィニッシュがこれまで3回と相性も良い。「ツアーは残り半分ですが、やれると思っています。貪欲に優勝目指してやりたい」と後半戦の目標も定まった。「解放」と表現された2勝目だが、3勝目は何と表現されるのか。それが早いに越したことがないことは、周囲よりも本人が一番分かっているだろう。鉄は熱いうちに―。