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2015.8.7

いざ一年前のリベンジへ 堀琴音が単独首位発進

<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2015年LPGAツアー第21戦『meiji カップ』(賞金総額9,000万円、優勝賞金1,620万円)が8月7日、北海道北広島市の札幌国際カントリークラブ島松コース(6,500ヤード/パー72)で開幕した。大会初日、5アンダーで単独首位に立ったのは、堀琴音。1打差の4アンダー、2位に表純子が続き、3アンダー、3位タイにイジミン(韓国)、西山ゆかり、全美貞(韓国)、鈴木愛、イボミ(韓国)の5人がつけている。ディフェンディングチャンピオンの申ジエ(韓国)は8位タイ発進。地元北海道出身の藤田光里、菊地絵理香はともに2オーバー、51位タイと出遅れた。(天候:晴れ、気温: 24.4℃、風速:2.7メートル)

 同じプロゴルファーといっても、そのプレースタイルは千差万別だ。ショットの切れ味で勝負する者もいれば、グリーンを外してもアプローチとパットのいわゆる“小技”で拾っていき、スコアメイクする者もいる。今日首位発進を決めたプロ2年目の堀琴音は、間違いなく前者のタイプだ。ここまで19試合を戦い、パーオン率は第5位。並み居るショットメーカーと肩を並べる堂々の数字を残している。この日は「最初は正直ショットが良くなくて、耐えていく感じ」という出だしだったが、6番パー5で、3mのバーディーチャンスにつけ、しっかりとこれを物にすると、「ショットもちょっとずつ良くなってきて」とそのゴルフのリズムも徐々に改善。終わってみればすべてのパー5でバーディーを奪う5バーディー、ノーボギーのほぼ完璧なラウンドで、自身初の単独首位発進。プロ入り後ベストスコアというご褒美つきに「それが一番うれしいな」と笑顔がはじけた。

 今大会は、昨年プロテスト合格後に参戦をし、プロデビュー戦を飾った思い出の大会でもある。「去年は一打足りずに予選落ちをして、今年こそはという思いもあります」と胸に期するものもある。先週、最終プロテストが行われ、「同じコーチのもとでやっている高木萌衣ちゃんが、一発合格して。あれから一年経ったんだなと気がひきしまりますね」と、後輩となる87期生の誕生に喜びと刺激も受けている。「ショットは全体的にレベルが上がっているかなと思います。ショットに対しては、いいオフを過ごせたと思っている」とその最大の武器に自信をのぞかせ「いいスタートを切れたので、今日みたいなゴルフができれば優勝にも繋がると思う」と結んだツアールーキー。悲願の初優勝を飾るのには、これ以上ない舞台が整った。


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