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2015.8.22

大先輩に並べるか ペヒキョンが挑む4アンダー

<写真:Chung Sung-Jun/Getty Images>

 2015年LPGAツアー第23戦『CAT Ladies』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の大会2日目が8月22日、神奈川県箱根町の大箱根カントリークラブ(6,701ヤード/パー73)で行われた。9位タイからスタートしたペヒキョン(韓国)が、8バーディー、1ボギーの66をマーク、通算11アンダーで単独首位に立った。1打差の通算10アンダー、2位に服部真夕、通算9アンダー、3位タイに渡邉彩香、三塚優子がつけている。ディフェンディングチャンピオンの上田桃子と2週連続優勝を狙うテレサ・ルーが、ともに68をマークし、通算6アンダー、8位タイに浮上した。(天候:曇り、気温: 28.1℃、風速:2.2メートル)

 9位からスタートしたペヒキョンは、1番で幸先よく1mのバーディーパットを沈めると、4番でも4mを決めて勢いに乗る。5番は3パットのミスが出たものの、「チャンスをつくれるコース。ミスに気をつけながら」と折り返した後半は、4バーディー、ノーボギーのほぼ完璧な内容。気がつけば単独首位フィニッシュとなったラウンドに「パットが良かったです」とホールアウト後は笑顔がこぼれた。

 今シーズンから日本ツアーに参戦し、普段は同じく日本ツアー1年目のキムハヌルやジョンジェウンといった面々と親しくしているというが、最近はこんな交流も。練習ラウンドで同組となった工藤遥加から「今度一緒にマッコリを飲もう」と誘われ、先週軽井沢でその約束が実現したという。工藤のキャディーを務めていた高又順を交えて、焼肉屋で「たくさん飲まされました」とマッコリを飲み交わし、野球の話などをしながら楽しい時間を過ごしたことを語ってくれた。

 最終日を最終組からスタートするのは、7月の『センチュリー21レディスゴルフトーナメント』以来2度目となる。その時は韓国の大先輩アンソンジュを猛追し、優勝まであと一歩のところまで迫ったが「アンさんと一緒に回って、優勝したのを見て、チャンスが来た時は攻撃的にいかなければいけない」と感じたという。「自分では緊張していないと思っていましたが、16番を思い出すと、そこで緊張してしまっていた」と、勝負どころの終盤パー5で、緊張からスコアを伸ばせなかったことを反省している。「明日は緊張しないようにプレーしたい。キャディーさんと1日4アンダー出そうと約束している。約束に向かって頑張りたい」。明日の目標設定は4アンダー、達成すれば通算15アンダーとなる。それはすなわち、大先輩が13年に打ち立てたトーナメントレコードと同じ数字となる。初優勝を勝ち取るためには、文句の無い数字だろう。


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