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2015.9.18

20日はXデー!? 若林舞衣子の静かなる決意

<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>

マンシングウェアレディース東海クラシック 新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)1日目

 秋は収穫の季節。徳川家康のように、気が熟すのを待っていた若林舞衣子にとって、ようやくXデーが近づいてきたようだ。「先週、打ちのめされました。だからスタート前は、精神的にかなり不安だったけど、2、3番連続で、いいバーディーが獲れた。そこで落ち着くことができましたね」と振り返った。ただ、若林は、他の選手のように「勝つ」や「勝ちたい」とは口にしない。もちろん、プロであるからには出場する試合は、優勝が目標だ。

 『鳴かぬなら鳴くまで待とう』のスタイルにスイッチしたのは、ある象徴的なプレーがあったからだ。『大東建託・いい部屋ネットレディス』最終日、パー5の14番。「よしっ、優勝を獲りに行く」と勝負をかけた1打が裏目に出た。ここで痛恨のトリプルボギーを叩いて、優勝争いから脱落している。「あの時、痛感したのは、私は狙いに行かないほうがいい。勝てる時は、必ずやってくる。その時まで耐えて待とう」。

 もちろん、今回も同様だ。ただし、今大会は「得意なコースです」と言い切るほどの自信がある。「このコースも悔しいことはいつまでも覚えている。2009年は優勝争いをしたけど、4パットをした。16番で右へ行ったとか…。でも、ものは考えようです。優勝争いをしたということは、得意コースだからです」。さらには、「相手とか、そういうことより、コースのロケーションに惑わされないようにします」とも、口にした。経験をムダにはしない。そんな覚悟がうかがえた。

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