日記でポジティブ思考。4年ぶり2勝目への準備は整った

＜写真：Masterpress/Getty Images＞

　2015年LPGAツアー第31戦『富士通レディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が10月16日、千葉県千葉市の東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(6,635ヤード／パー72)で開幕する。15日はプロ・アマ チャリティートーナメントが開催された。

　ホステスプロとして今大会に臨む富士通所属の藤本麻子。「スポンサーの方々のチーム感が出ているから、自分自身も楽しみながら頑張りたい」と、いつも以上に気合充分だ。先週の『スタンレーレディスゴルフトーナメント』では2位に入り、「調子は上向きな感じはある」と、4年ぶり通算2勝目の気配を感じる。不安要素であるパッティングにも光明が見えてきた。「フックラインが気持ち悪かった」と思っていたそうだが、その原因がパターのライ角にあることが分かった。「パターに自分を合わせていた」事にも気づき、自分のフォームに合うライ角に修正したという。これで、不安も解消された。

　今シーズン、藤本が始めたことに、日記がある。その日の良かったことや悪かったことを綴っている。先週の日記には、まず、「マネジメント」と書いたという。先週見つかった改善点。「気付いたことを持続して行かないといけない」と語るように、今週はどこに打つのかをしっかり意識して取り組んでいる。その日記には、「9ホールできてよかった」とも書いた。最終日が、濃霧の影響で9ホールに短縮されたが、順位を上げてフィニッシュしただけに、それは、藤本にとって「良かったこと」になった。「良いことを多く書くようにしているから、良い意味で深く考えなくなった」と、日記の効果でポジティブになったという。果たして、日曜日の日記には、何が書かれるのだろうか。明日からの開幕が待ちきれない。