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2015.10.18

バースデーウィークに、自ら華を添える今季5勝目

<写真:Masterpress/Getty Images>

 2015年LPGAツアー第31戦『富士通レディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の大会最終日が10月18日、千葉県千葉市の東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(6,635ヤード/パー72)で行われ、首位からスタートしたテレサ・ルー(台湾)が、71をマークし、通算13アンダーで逃げ切り優勝、今季5勝目をあげた。4打差の通算9アンダー、2位には渡邉彩香、通算7アンダー、3位タイには青木瀬令奈と申ジエ(韓国)が入った。(天候:晴れ、気温:22.1℃、風速:3.2メートル)

 「疲れました。今日は一日中、緊張していました」。優勝会見の第一声はこの言葉から始まった。2位の渡邉彩香に4打差をつけてスタートしたものの、途中差を詰められるなど、内容的には薄氷の勝利だった。今日のテレサ・ルーはボギーを5つ叩くなど安定感にかけていた。会見で語っていた「緊張」は、もちろん定まらないスコアによるところもあったが、「トップにいるとプレッシャーがかかる。勝ちたいというよりも負けたくないと、ネガティブに考えてしまう。追いかけるほうが楽なんだけど…」と、自分にプレッシャーをかけていたことも大きな原因だ。さらに、14番でボギーを叩き、渡邉と2打差に縮まった時は、さらに緊張が高まったという。「自分のミスが原因だったから、ネガティブに考えてしまった」。そんなルーを察知してか、「負けてもいいから目の前の一打に集中しろ」と、キャディが叱咤する一幕もあったという。

 圧勝の展開をヒヤヒヤにしてしまったのは自分。勝利を収めたものの、まだまだ課題は多い。それ故に、ルーの挑戦心に火をつける。「年間5勝は人生で一番多い。どこまで行けるか頑張りたい。残りの試合で、6勝目、7勝目を目指して自分の記録を作ります」と意気込む。火曜日に28歳なったばかりのルーは、これからも走り続ける。

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