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2015.10.18

「もっとできたと思う」。敗戦で感じた自分のポテンシャル

<写真:Masterpress//Getty Images>

富士通レディース 東急セブンハンドレッドクラブ西コース(千葉県) 最終日

 ホールアウト後、報道陣の前に現れた渡邉彩香。今日の感想を聞かれると、しばらく言葉に窮した後、「出入りの激しさが全てです」と答えた。首位のテレサ・ルーとは4打差の射程圏内でスタートした。出だしの1番、パー5では、見事に2オンに成功。イーグルこそならなかったが、バーディーを奪い幸先の良いスタートを切った。昨日、ポイントにあげていた「攻めのパー5」。スタートからやってみせた。しかし、「ミスショットもあったし、ミスパットもあった」と、今日の渡邉は不安定。「首位とは差があったのでついていかないといけないと思った。それがミスに繋がったこともあった」と、ルーにプレッシャーをかけるはずが、逆に自分を追い込んでしまった。「自分にもチャンスがあったのに、ものに出来なかった」。今日の敗因はそこに集約される。

 しかし、「3日間同じ組で、とても勉強になりました」と、メジャーチャンピオンから教わることもあったという。さらに、「自分ももっとできたと思う」と付け加えた。ルーには追いつくことはできなかった。しかし、自分の可能性を感じた一週間だった。

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